【一日一作プロジェクト】もも衣。手作り水玉マスクと、黒ランニング「くるりんぽん」をセットで。外出するのが楽しみ〜。
「水玉のマスクがほしい!」
と、ずーっと思っていた。が、まだ画材屋にさえ行けていないのに、布屋はさらに遠く。
「家の中にあるもので何とか作るのだ!」
これぞ「一日一作プロジェクト」の精神。3ヶ月に渡る外出禁止令は、私たちを哲学的な世界へといざなった。
「全てを私はもう手にしている。あとは気づくだけでよい」
ダライ・ラマ的微笑みを浮かべながら、家の中を見回し、布ひも箱を引っかき回す。
「おお〜!スカート生地の余り布を発見」
それも、私の大好きな緑色。に、黒の水玉。確か黒いゴムもあったはず。さっそく縫い縫い開始。マラガの民謡「ベルディアレス」の音楽を聴きながら。
「何としても踊れるようになるのだ!まずは曲を暗記しよう」
50回以上、連続して同じ曲を聴く。最初はまるで見当のつかなかったフレーズや区切りが、次第に聞こえるようになってくる。マラガを含む南スペインのアンダルシアでは
「水玉はフラメンコのシンボル」
なのだ。衣装にも、扇子にも、髪飾りにも、あらゆるところに使われている。水玉布が手に入ったら、色違いでいくつか作ってみたい。
「くるりんぽん」
黒ランニングの上で、夢や好奇心、わくわくや希望が飛んだり跳ねたり。ももジーンズに合わせたらぴったり!で驚く(笑)。
「もも衣」は、どれも同じエッセンスで結ばれている。「遊び心」という。固定観念や理論、常識からもっとも遠いところで、踊りながら生まれてくる。