【一日一作プロジェクト】8月1日からペイントを再開。4ヶ月ぶりの絵の具と筆にわくわく。まずは手持ちのシャツをキャンバスに「地中海を泳ぐ月鳥」を作った。
「うわー、絵の具が乾くまで待てない〜」
忘れてた。スピードが全然ちがう。布やひも、コラージュパーツをバンバン決めていく時のあの一体感
「心の体と頭が一つになった」
感じとは、まるで違う。いや、4ヶ月前はこれでよかったのだ。変わったのは私の方。布アートやコラージュアートを毎日、4ヶ月「一日一作完了」に取り組むうち
「一つ置く(描く)と、もうその『数手先』まで見える!」
将棋か(笑)。知らぬ間に、脳内制作スピードが上がっていたのだ。絵の具をチューブから出す間も惜しい。なんだこれ。脳みそが肉体を忘れ、勝手に暴走。
「うーん、これでは流れが断ち切られてしまう」
そんなつもりではなかったが、床とテーブルをフルに使い
「3作を同時進行」
することに。少なくとも、絵の具が乾く間、次の制作に取りかかれる。私にとって「流れ」は何より大切。「呼吸」というか。
集中してペイントしてたら、あっという間に午後3時過ぎ。その時、私の足元で「カンカン」と金属音がする。ふと視線をやると、なんと。
「オウムが自分の皿をくわえて、よろよろと歩いて来る」
ではないか。視線が合うと、無言でこちらを睨みつける。その目は
「食事はまだか」
と言っている。犬みたい。あわててキッチンへ走ると、皿をくわえたオウムが必死でついてきた。配給制ではないので、遊んで待っててくれればいいんだけど。
「じゃがいも、人参、卵を茹でよう!」
オウムの基本食。茹で野菜、フルーツ、ヨーグルトまでは、私も同じメニュー。唯一の違いは肉や魚。一品多いだけ(笑)。
今日はマラガは40度まで上がった。熱風テラルが吹き荒れ、朝の10時から夜の9時まで
「窓を閉めきって」
ペイント。「そろそろ大丈夫かな」と、窓を開けて外気を確認するたび
「うわぁ、暑っ。中の空気の方がはるかにまし!」
あわてて窓をピシャリと閉める。とはいえ、室内だって31度。水のシャワーを頭から浴びて、扇風機の前に立つ。ひんやり〜。これを何十回とくり返す。熱風テラルが吹くと
「海水は凍ったように冷たくなる」
ので、泳ぎにも行けない。以前は「ショッピングセンターへ涼を取りに」行っていたが、マスク着用の息苦しさを思うと、家が一番。
「地中海を泳ぐ月鳥(つきどり)」
涼に思いをはせながらペイント(笑)まさに思いを形に。今、夜の10時半過ぎでまだ33度。あぁあ、眠れるかなぁ。