【一日一作プロジェクト】サンダルで「ぴかりの羽」を作った。ここのところずっとピアノを弾いていない。実はいきなり数週間前から
「右親指の付け根がじーんと痛く」
なり、ひどい時はテーピングをして制作を続けていた。親指を酷使しないよう、仕方なくピアノはお休み。そんな事情をわかってくれないオウムは
「毎日必ずピアノへ飛んで行く」
20年間、毎日ピアノ室へ「お出かけ」するのが日課だったのだから、当然とはいえ。問題は
「ピアノを弾かないと、ずーっと怒って待っている」
ところ。チョロっと映画音楽などを弾くが、納得してはくれない。不満げなオウムをピアノ室に残して寝室へ。そのたった30分の昼寝の間に、悲劇は起こった。
「うわぁああ〜〜〜っ」
楽譜本が、ボロボロ。見事に食いちぎられている(写真)。叱ると逆ギレ。その目は、言っている。
「ピアノを弾いてないよねっ」
先生なん?6月に「君が代」の編曲も終わり「あとは動画を撮るだけ」のところでストップ。痛いのは親指だけど、きっと手首、腕、肩、体全体の問題なのだ。また来週から
「週3日泳ぐ」
生活を再開しよう。そういえば小学生の頃、ピアノ教室のある日は、いつも父が学校の門の外で待っていた。
「私がどこへも行かないように」
門を出るや、すぐさま車の中へ。そしてピアノ教室へ直行。思えば、あれは「捕獲」だった。母の口ぐせは
「出て行ったら帰ってこない」「そんなに外は楽しいの?」
先日送られてきた父のメッセージにも
「小さな頃から、ももは道草の常習犯だったね」
あの頃はわからなかったが、仕事の合間に時間を割いて、ピアノ教室へ連れて行ってくれた父に、今は心から感謝している。
「父の捕獲作戦と、母の絶対命令毎日ピアノ(修学旅行以外)」
があってこそ。小さな頃からいつも心に羽が生えていた。好奇心、興味、ひらめき、アイデアがいっぱいで、時間厳守が苦手だった。集中すると時間の存在そのものを忘れてしまう。
「ぴかりの羽」
好奇心やひらめきの「光(ぴかり)」の羽をつけ、踊るように歩く。シンプルなワンピースに似合いそう。ネックレスも同じ色にして。
暑い日が続きますので、みなさまどうぞお身体を大切にしてお過ごしください。