【一日一作プロジェクト】サンダルで「くるりんどう」を作った。最近、オウムが私の名前を呼ぶようになった。
「もーもー!」
この現象は、私が別の部屋にいる時に起こる。つまり「私の姿が見えない」というのがポイントのようで、名指しされた私は
「呼んだー?どうしたの〜?」
と、ついオウムの顔を覗き込みに行ってしまう。これがどうやら
「名前を呼ぶ、イコール、来てくれる」
と認識されたようで、1日に30回は
「も〜も〜〜〜」
と、いう声が、隣の部屋から聞こえて来る。これまでは
「ぎゃん、ぷぷー、ひゅい」
などの音だったので、無視できた。が、名前を呼ばれると気になるもので、つい
「なに?どうしたの〜?」
と、返事をしてしまう。もちろんスペイン語で。それをオウムは
「意志の疎通および会話」
と認識したようで、果てしなくくり返す。そんな中、昼寝をした。名前を呼ばれているのを知りながら。わずか30分。
「うわぁあーーーっ」
静かなオウムは、手当たり次第に物を床に放り投げていた(写真)。叱ると逆ギレ。羽を膨らませ、怒りながらこちらを見返すその目は
「ずっと名前を呼んでたのにっ!」
と言っている。そうきたか。この件を友人のCさんにメッセージすると
「あたりまえだよ。オウムはかまってちゃんだもん」「自由が至上じゃないの?」
「ちがうよー。お母さん、わかってない。私を見て!って言ってるんだよ」
まるでオウムの代弁者のようなコメントが返ってきた。だめなお母さんでごめんね。シーツジャングルジムで「かくれんぼ」遊び。信頼挽回だー。
にしても。これから家の中で「何十回と名前を呼ばれる」新しい習慣。これにどう立ち向かっていくか。ずっと同じ部屋にいればいいのか。
「くるりんどう」
人生はぐるぐる回り道。くるりん+道(どう)。まっすぐの人生なんて、ない。ぐるぐるでこぼこ。なんて愛らしいライン。世界で一つの自分道。ひたすら歩いて行こう!