【一日一作プロジェクト】ブローチアート「パシオン花(ばな)」を作った。本日も闘牛場へ。再びフラメンココンサート。何がびっくりって
「うそ。がら空きじゃん」
写真をご覧ください。空席の方が多いのでは(汗)もったいない〜。入場無料なのに。本日はハビ吉と。時間ギリギリに飛び込む。
「こんなに席が空いてるなら前に移動したいよー」
きっとステージ上の出演者の方々だって、同じ思いだと思う。舞台の正面にどーんと空席があるんじゃ。パラパラとお客さんが離れて座っているので、拍手もまばら。これじゃ会場が熱くならない。
「私たちの席からじゃ、拍手もオーレのかけ声も届かないよ」
2席おきに座っても十分余る。移動させてくれ〜。なんだか静かなフラメンココンサート。ってか、お互いの席が遠すぎて
「拍手やかけ声が、一つのエネルギーとしてまとまらない」
のだ。私も18年間「音楽屋」をやっていたので、ついステージ上の出演者の方々の方に思いを寄せてしまう。その時、ハビ吉が力強く言い切った。
「僕がこのイベントの主催者なら、開演30分の時点でいったんストップさせて、今座っている席から全員そのまま前に移動させるね」
次回はそうしてくれ。頼むぞ、ハビ吉。ごそごそと横でお飲み物メニューを眺めていたハビ吉が、歓喜の声を上げる。
「カクテルが6ユーロ!バルより安いよ。ジントニック飲む?」
さっそくスマホで注文。めちゃ大きなカップで運ばれてきた(笑)コーラのLサイズじゃないんだから。
「フラメンコに乾杯!」
歌、踊り、ギターに心と体をゆだねて。なんて贅沢な夏の夜。ふと見上げると、闘牛場の上に「金星」が輝いていた。
「ベヌス(金星)だ!」
フラメンコを見下ろすベヌス。を、闘牛場から見上げる。血を吸ったアレナ(土)を踏みながら。これぞ、マラガ。
「パシオン花(ばな)」
血のように、胸に広がるパシオン(情熱)の花。同時に、生き物でもある。帰り道、いつもと違う山道をドライブして帰ったら、赤い大きな星が見えた。
「めちゃ赤いけど、火星?」
星について、知ることができたら楽しいだろうなぁ。星に詳しい友達、いないかしら。