【一日一作プロジェクト】スペインではものすごく高い割合で「青いボールペン」を使う(笑)なぜかは不明。で、私もそうなのだが、デスクワーク中
「あれ、インクの出が悪いなぁ」
さっそくトイレットペーパーで試し書き。柔らかくペン先を包んでくれるので、インクをなめらかに引き出してくれそう。で、確かに、するするとインクは出始めた。
「何十本と線を描いてインクを呼び出す」
うち、私の心は全く別のところへ引き込まれていった。
「これ、描けるじゃん」
トイレットペーパーは、完全に描ける代物なのだった。巻物のように。どれだけでも広げていける。興奮のオーラを感じ取ったのか、すぐさまオウムが飛んできた。
「ぷぷぷ、ひゅーっ、ほえっ」
なんなん。ボールペンがほしいの?それとも絵が描きたいの?
「ラクガキ」
って、王道だな。この原始的かつパワフルな歓喜と興奮。そうだ。写真の上にも、ラクガキしてみよう(写真3枚目)。
もちろん、デスクワークは「ラクガキ」によって中断された。なぜ、こんなにもたやすく
「魂がさらわれてしまう」
のか。自分でもよくわからない。小学生の頃から、よく叱られた。元気だが、心に羽が生えた落ち着きのない子供だった。
その欠点を矯正しないで、ほかっておいてくれた先生と両親に心から感謝している。今こうして心おきなく
「脱線の女王」「華麗なる道草」
を心から謳歌できるのも、短所欠点に目をつぶり、長所だけを見て、信じて支えてくれた家族や先生がいたから。
それはそのまま、20年間に渡る私のピアノ教室の方針、人生の信条にもなっている。長所だけを見てひたすら応援。その人の長所とだけ付き合う。
「楽描き(ラクガキ)」
それが、正しい漢字じゃないかしら。楽しくて止まらない、時間を忘れ夢中になって描く。それがラクガキ。
8月も残り2日。日本は政治的にも大きな変化がありそうですね。スペインはいよいよコロナ第二波との闘いがこの秋冬から始まります。先はわからないけれど、命を大切に進んで行きましょう!