【一日一作プロジェクト】キャンバス地にペイント&コラージュして「舞夢錦(まいゆめにしき)」を作った。私には珍しく、頭も使った(笑)。というのも、同時進行していた2つの作品を
「1つに合体したらどうなるか」
突拍子もないひらめきが(驚)。いきなり降りてくる天の啓示。こうべを垂れ、床にひざまずき、祈る代わりに
「制作じゃ〜〜〜」
最初は床で。仕上げはテーブルで。床上の作業はかなり多く、おかげで私の生活の中に
「さっとしゃがんで、すっと立ち上がる」
という動きが、1日に100回くらいある。不思議なもので「筋トレ」としてやれ!と言われたら、たぶんできないのだが
「作るために、必要な動き」
だと、なんの迷いもなく、さささっと体が動く。この一見、筋トレにしか見えない「さっとしゃがみ、すっと立ち上がる」も
「目的ではなく手段になった瞬間」
苦行ではなくなるのだ。なんという!さらに。筋トレマックス的な動きとして、このサイズの作品だと
「作品をまたいで、腰を落としながら作業」
というのがある。言ってみれば「スクワット」。これも、筋トレとしてやると10回くらいでぐったりなのに
「どうしても、ここをこうしたい」
などど制作に気が飛んでいると、何十回でも、無制限にその姿勢が取れるのだ。不思議だ。
「舞夢錦(まいゆめにしき)」
2枚の作品を重ねると「夢」文字が、鮮やかに浮かび上がる。コロナ禍で先が見えない毎日だからこそ、暗黒の中を舞う極彩色の「夢」を届けたかった。どんな闇の中でも
「夢は自らの舞を持つ」「光は、色は、動きは、闇を裂く」
日本では3度目の非常事態宣言ですね。みなさま、どうぞお身体を大切にして、無事生き抜いてください。スペインでもみんながんばっています。闇を光に変えるエールアート。いい一日を!