クリスマス会&福宴

【一日一作プロジェクト】ワインボトルにペイントして「福宴(ふくえん)」を作った。グラナダから半年ぶりに県をまたいでマラガを訪れた尼僧のテレサ叔母さん。ハビ吉が

「一緒に祝えなかったクリスマス会をやろう!」

と力強く言い切り、まさかとは思いつつ、本当に実現してしまった。ハビ吉のマンションに着くと、そこはまさに

「ナビデーニョ(クリスマスムード)」

クリスマス柄のテーブルクロス、雪柄のお皿、クリスマスツリー、シャンパン、オーブンに入れられた子羊・・・そして

「BGMもクリスマスソング」

うそ。そこまで(驚)。まぁ、ハビ吉のことだからそんなこともあるかと思い、私が持ち込んだワイン2本にはしっかり

「フェリス・ナビダー!(メリークリスマス)」

と書き込んである(笑)。調理やテーブルセッティングの間、テレサ叔母さんとおしゃべり。

「尼僧センターでは何時に就寝?」「何時起き?」「まず何をするの?」「尼僧には誰でもなれるの?」「私でも?」

質問攻め(笑)。「神に仕える気持ちがあれば、誰でもなれます」「尼僧センターで絵は描けるの?」

何にでも、気持ちよく答えてくれるテレサ叔母さん。聞けば、尼僧センターの方が私の家より

「いろいろな物がある」

らしい。いよいよ「尼僧センターより生活感のない場所に住んでいる」ことが、はっきりした。ハビ吉ファミリーが次々と駆けつける。コロナ規制の緩和で

「家族が自由に会える」

県を越えて。人数制限なく。時間制限なく。もしかしたら1ヶ月後にはまた「規制の嵐」かもしれないので

「会える時に会いましょう」

一期一会の精神が、すっかり根づいている。さて。本日のランチメニューは、ハム&チーズの盛り合わせ、ズッキーニのスープ、カリフラワーのスープでスタート。

「フェリス・ナビダー!(メリークリスマス)」

ワインで乾杯した後は、茹でエビ、トロピカルサラダ、小鰯のフライと続く。そしてメインは子羊のオーブン焼き。さらにシャンパン。もう完全にクリスマスやん。

この後、グラナダへ帰って行ったテレサ叔母さん。尼僧センターで、再び敬虔な生活が始まる。毎朝「6時起きで朝のお勤めを行う」と聞き

「うわっ、早っ!でもきっと、早起きに慣れるんでしょうね」「いや、早起きだけは慣れることがない。もっと寝ていたい」

笑。生涯を尼僧として捧げたテレサ叔母さんでも!なんだかほっこりした気持ちになり、ますますテレサ叔母さんが好きになってしまった。

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