【一日一作プロジェクト】コラージュ&グラスで「海の樹霊(うみのきだま)」を作った。数ヶ月ぶりに「県外への移動」が許可され、ハビ吉がグラナダへ飛んで行った。目的はただ1つ。
「尼僧センターに住むテレサ叔母さんをマラガへ連れてくる」
ため。ようやった(←ねぎらい)。クリスマス・年末年始を、マラガで一緒に過ごすはずだったテレサ叔母さん。
「修道院からの外出許可」
がおりず、泣く泣く見送り。気を取り直し、1月末から2週間の申請をしたら、突如スペインを襲った
「ロックダウン」
修道院から出られないテレサ叔母さんは「ロックダウンが明けたらきっと!」と、期待して待っていた。そして。ロックダウン明けに発令された
「県外への移動禁止」
県境には検問が敷かれ、違反すれば厳しい罰金が。気がついたら、季節が変わっていた。そんな中、先週末やっと、県外への移動が自由になった。本当に長かった。
「テレサ叔母さん!!!」
感無量。「再会」が、こんなに貴重で贅沢なものだなんて。ハビ吉、テレサ叔母さん、アトリエを訪ねてくれてありがとう。そよ風を浴びながら、テラスでティータイム。
「海が目の前に見える!」「作品がいっぱい〜」「オウムが踊ってるー」
テレサ叔母さんの笑顔が見られて、本当にうれしかった。笑いかける人がいるから、笑顔になる。その時、ハビ吉が力強く言い放った。
「一緒に祝えなかったクリスマスを、週末にやろう!」「はあぁっ?」
テレサ叔母さんのために「クリスマスランチ&ディナー」を、ハビ吉宅で行うらしい。そのために、ツリーもまだ出しっぱなしだと言う。
「もも、もちろん来るよね」
突拍子もない企画に言葉を失っていると、ハビ吉がぽつり。
「洗濯物持っておいでよ。クリスマス会やってる間に、洗濯して乾かせばいい」
ここまで、来たか。あぁあ、ハビ吉が同じマンションに住んでいたらなぁ。いろいろと助かるけど、きっとどんどん無能になっていくのであろう。