【一日一作プロジェクト】「実樹(みのりじゅ)」を作った。先日、いきなり水道の「水」が出なくなった。朝食を食べ終わり、さてこれから食器を洗おう!というその時
「な、な、なんで水が出ないの⁉︎」
キッチンだけでなく、洗面所やトイレもしかり。うーむ。と思っていると、ピンピンとメッセージの着信音が。見れば、お隣さんグループ。
「水が出ないよね」「うちのマンション全てらしい」「管理人さんに連絡しなきゃ」
ひとまず安心。うちだけじゃないなら、すぐに解決してもらえるであろう。とりあえず「水」のことは忘れてペイントを開始。
「もも衣ジーパンアート」
これが楽しいのなんの〜。確かにデニムは筆が滑りにくく、描きにくい。けれど「そういうもの」「そういう子」だと思えば何でもない。夢中になって2時間。
「おっし、一旦休憩。手を洗おう」
洗面所へ行く。が、まだ水は出ない。さすがに絵の具ベタベタの手では何にも触ることができず、困ってしまった。トイレにも行けない。
「なんか手を洗えるもの、あったっけ?」
キッチンでうろうろと液体を探す。「ビールと豆乳」が目に入る。が、それはちょっと。もったいない。「トマトジュース」に手をかけたその時、はっとアイデアが。
「冷凍庫の氷を溶かせばいいのでは」
ジントニックや赤ワインのソーダ割りなど飲むため、冷凍庫にはいつも大きめの氷がゴロゴロ。よっし。全てボールに入れ、テラスで解凍だ〜。
「太陽よ、頼むぞ」
そんなこんなで、やっと手洗いにたどり着く。改めて「水道」のありがたさを実感。蛇口をひねれば、どれだけでも水が出る。まるで
「家の中に『泉』があるようなもの!」
感動。感謝。そこでやっと、台所の隅に置かれたミネラルウォーター5リットルの存在に気づく。「水はない」と思い込んでいたので、私の頭は「水以外のもの」を必死で探していたのだ。
結局、4時間後に「水」は復活。一件落着。マンションの大騒ぎは収まった。そういえば友人Eが、家の玄関に「ミネラルウォーターのボトルを天井まで積み上げて」暮らしている。なかなか壮観。
「万が一、水さえあれば何とかなる」
が口癖。で、友人達にいつも笑われているが、水道の水が出なくなったら、みんなこぞって彼の家へ押しかけるのだろう。ひざまずいて水を請う(笑)。
「実樹(みのりじゅ)」
「大樹(黒)」が四方に腕を広げ、舞い踊る。その中に浮かび上がる「実(みのり)」の色彩。今日は「実樹(みのりじゅ)」の精になって、飛びはねてみた。
布やひもを縫いつけた「もも衣」。スカート&スカーフおそろいで。その横では「ジーパン」をペイント中。なんだかものすごい展開に(笑)。来週あたり紹介できるかな。