【一日一作プロジェクト】Tシャツで「吉祥金風(きっしょうきんぷう)」を作った。ブレイキングニュース!昨年3月から始まったスペインのコロナ規制。
「6/26からなんと1年3ヶ月ぶりに、屋外はマスクなしでOK!」
おぉお。ついにこの日が(涙)。これまで山の中、野原、ビーチ、誰もいない自然遊歩道・・・あらゆるシチュエーションで
「マスクを着用していないと罰金」
だった。もうマスクが体の1部になるくらい。きっと6/26は、たとえ用がなくても
「マスクなしで通りに出る」
んじゃないかしら、みんな(笑)。1年3ヶ月のマスク義務&罰金生活は、本当に長かった。もちろん室内や人混みは、引き続きマスク着用だけど
「外の空気を自由に、心ゆくまで吸える!」
夢のよう(笑)。こんな当たり前のことが「禁止」されていたなんて。よくよく考えれば、今の社会は「狂気」の中にある。
「ワクチンパスポート(接種証明書)」
が急速進行中のヨーロッパ。「ワクチン接種」さえしていれば、飛行機にも乗れ、他の国への出入国も自由。隔離期間もなく、国際間を自由に移動できる。一見、便利だけど
「ワクチン接種した人と、していない人に、世界を分断する」
大きな力を、その底に感じる。「印」を持つ者と、持たない者。この「印」の有無によって
「できること、できないことが明確に分けられる」
そんな不穏な「分断の胎動」を、今年に入って感じている。実際イスラエルでは、接種証明書がないと「レストランに入れない」などの政策が取られていた。
「セキュリティという名のもとに、激流のように世界を飲み込もうとしている『差別』や『分断』」
それを思うと、悲しみや怒りで心が停滞し、手まで止まってしまう。だから、描く。作る。「一日一作プロジェクト」は、私にとって「差別や分断への抗議、自由への祈り」でもある。
先日、マラガの町が「黄金の光」に包まれた(写真)。息を呑むほど空も海も金色に輝き、街全体がフィルターをかけたように黄色い。テラスで呆然と
「どうにかなってしまった」 「これから何かが起こりそう」
と感じていた。美しさより「畏れ」。「世界の終わり」のような。翌日、ニュースで「自然現象」だとわかったけれど
「吉祥金風(きっしょうきんぷう)」
自由と平和を連れて来る、吉祥の兆しであってほしい。