今日からはじまる新企画は
「もも住コレクション」!
そう、「衣」が「住」にかわっただけ(笑)
わたしたちの住んでいる
「チベット寺院」のような
極彩色に塗られたマンションを
8回に渡って、紹介していきます。
今日は「テラサ」。テラスのことです。
一語ちがいなので、まぎらわしい~。
マラガは一年間のうち270日以上が晴れなので
テラスは、完全に家の、部屋の一部に
なっています。
洗濯物をほすだけでなく、
「食事」「お茶」「手仕事」・・・
何でもテラサ。
友達が来てもまずみんな
まっすぐテラサに向かいますね。
リビングのソファより(笑)
マラガの家は暑い夏用に
作られているので
実はとてもひんやりしています。
3月にもなると、
外の方があったかい!
だからマラガ人はお散歩と称して
みんな家の外にいます。
通りの日当たりのいいバルや
カフェテリアなんて満員。
テラサもしかり。
左のテーブルは、もとは
ごみ捨て場にあった椅子。
背を切り、板をとりつけテーブルに。
そのあとペインティングしました。
こういう「日曜大工」も
テラサでします。
しょっちゅう「のこぎりや釘」を
いじっているので
いつだったかべラの
わたしへの誕生日プレゼントが
「とんかち&釘セット」でした。
ちょっと「むっ」としましたが
確かによく使っています。
左の写真をよく見ると
「蚊帳」のようなものが
左端に写っていますが見えますか?
蚊のほとんどいないマラガで
なぜ?とお思いでしょう。
実は「オウム用の網」です。
うちの中で放し飼いなので
まちがえて外に
飛んでいってしまわないように。
さて、テラサを花や植物で
これでもか!と飾りたてるのが
「アンダルシア風」。
マラガを含む
南スペイン地方のことを
アンダルシアといいますが
窓や中庭は、どこも花だらけ。
それも、庶民的な
ゼラニウムの花が基本。
一株1,5~2ユーロで買えます。
べラの後ろの白やピンクの花。
1枚目の写真の右端にある
ピンクの花が、そうです。
雨風をうけて、
壁がはがれおちてくるので
1~2年に一度、塗りなおします。
マラガの白い村に行くとよく
村人たちが、はけを手に
白く壁を塗っています。
「業者さんに頼む」かわりに
みんなおしゃべりしながら
ゆっくり一日かけて
楽しそうに塗っています。
まぁ、うちの場合は、家の壁が
はがれ落ちてきてるのに
不動産屋のおじさんが
数年、塗りに来てくれなくて
仕方なく、自分で塗り始めたのが
「チベット寺院」のきっかけ(笑)
家の中壁と、外壁とは
染料がちがいます。
また、木に塗るときも。
ポイントで、ポスターカラーや
アクリル絵の具も使います。
わたしが染料を買いに行く
お店のお兄さんアドルフォが
「これ、僕が塗ったんだよ!」
と、ある日、彼の家の
写真を見せてくれました。
「うわあぁ~っ」
ってわたしが叫ぶくらい、
すごかったです。
スパイダーマンも描かれてました。