【一日一作プロジェクト】フラメンコ衣装で「龍風舞(りゅうふうまい)」を作った(撮影)。マラガでは夏になると、多くのご婦人がバッグの中に
「扇子をしのばせる」
通りでも、レストランでも、お店の中でも、バスの中でも。彼女たちはいつでもどこでも
「ささっと広げ、バサバサッと」
もの勢いで、扇子をあおぐ(←そういう私も)。そこで!フラメンコ教室の先生に、思い切ってお願いしてみた。
「扇子の動かし方、踊り方を教えてください」
あおぐことはできても、フラメンコ的に動かすとなると、使い方はまるで違う。
「じゃ、今日から始めようか」
きゃー。うれしい〜。これからは扇子を手にするたび「涼を取る」だけでなく
「ひらひら、ビシッと、くるくる、ささっと」
フラメンコ風に動かすことができるのだ。オーレ!まだ1回目が始まったばかりだけど(笑)←気が早い。マラガを含むアンダルシア地方では
「フラメンコは生活の中に」
根付いている。日用品の扇子やストール、スカートやエプロンが、動かし方次第で表情を変える。かかとのある靴で「タカタン」とやれば、一瞬にしてフラメンコの「風」が舞い立つ。
「龍風舞(りゅうふうまい))
日本の毛筆で描いた黒龍が、なんとフラメンコ的であることか!情熱のリズムに乗って舞い上がり、力強く天を駆けめぐる。
「白、黒、赤」
フラメンコではよく使われる色彩。「光と闇と命」「始まりと終わり、その間に人生」が。私が日常的に使う扇子を一堂に並べてみたら(写真)いつのまにか
「各色そろって」
いた(笑)。そうだ、これからはあらゆる「待ち時間」に扇子を練習しよう。銀行、バス停、郵便局・・・どこでだってかまわない。バッグの中からささっと取り出せば
「一瞬にしてフラメンコの風が!」
涼みながら練習できるなんて。一石二鳥。今年の夏は扇子をマスターするぞ〜。