【一日一作プロジェクト】作業パンツで「望千咲(のぞみせんざき)」を作った。朝からブレイキングニュース。着信メッセを確認すると、フランス航空からとんでもないメールが。
「あなたの搭乗する762便はキャンセルされました。申し訳ありません」
えっ?ええっ!えええーーーーーーっ。うそ。こんなことが(驚)。あまりのショックで、一瞬思考が停止してしまう。心の中で
「ガラガラガラ」
と、計画の崩れる音が(涙)。しばらくショック状態。気を取り直し、メールの続きを読んでみると、どうやら「代わりの便」を用意してくれるらしい。
「代わりに○○便を用意できます」
とは書かれているが、メールの画面のどこを探しても「OK(承諾)」ボタンがない。確認はどうやって?
「その代わりの便でいいから乗せてくれ〜」
そう今すぐ伝え、確認を取りたいが電話番号もない。周りの友人に聞きまくると
「自動的に代わりの便に振り替えられる」「はず」「のでは?」「のがふつう」
って、それでは困るのだ(汗)。リスク高すぎや〜。絶対に乗れる確信、航空会社の「断定」がほしい。いや、この際「命令」でもいい。
「お前はこの便に乗るのだ、いいな!」
と、力強く言ってくれ。結局、メールや電話や友人など全ての手段を駆使して
「代わりの飛行機に乗れることを確認」
なんかもう、朝から血圧が一気に上がってしまった。なにしろ飛行機の便が1日ずれるだけで、全ての予定がひっくり返ってしまう。
「PCR検査日、陰性証明の受取り日は、日本入国の72時間前」
それに合わせて「うちからマラガ空港までのタクシーの手配」さらに「羽田空港から愛知県までのハイヤーの手配」など、とにかく予定は
「数珠つなぎに組まれている」
のだ(←スター並み)。そんな私にとって、アートと向き合う時間はささやかな「瞑想タイム」。自分の呼吸に戻るかけがえのない瞬間。
「望千咲(のぞみせんざき)」
思いが千枚の花びらになり、希望という大輪の花を咲かせる。日本を想いながら一日一作。絵の具のついた指先を、作業パンツで拭いながら。
目的でなく、結果として「花」「アート」に「シミ」が姿を変えるのが、おもしろい。