【一日一作プロジェクト】アクセサリーアート「祝樹(いわいじゅ)」を作った。マラガの大通りに設置されたクリスマスアーチ。そのイルミネーションがいないよ始まった。らしい。
「きれいだよ!見にいこうよ〜」
お声はかかるものの、年々ものぐさが加速度的に進行し、個人的には
「見てもいいし、見なくてもいい」
たとえ見なくても、心穏やかに新年を迎えられる。イルミネーションショーはきれいだろうけれど、まず、人混みがきらい。そして何より
「イルミネーションを見るために、夜セントロへ行く」
のが、めんどくさい。バスで45分。往復で1時間半。その間ずっとマスク。だったら、ぽかぽかした家の中で、のんびり好きなことをしていたい。実は秘かに
「今年の大晦日は、のんびり家で過ごそう」
と計画中。ワイワイご馳走を囲むのも楽しいけれど、これまでできなかった
「アートと共に年を終え、新年を迎える人体実験」
をしようかと。新企画(笑)。音楽屋をしていた頃は「大晦日と言えば仕事の日」だった。たいていホテル主催の「大晦日ディナー&新年パーティ」で演奏していたので
「ピアノを弾きながら年を終え、新年を迎えて」
いた。あの感じをふと思い出し、アーティストなんだから、アートで今年をしめくくり、新年をスタートさせてはどうか。という、怪しいわくわくが降りてきた。
せっかくだから、いつもは飲まない高級ワインで乾杯して。きゃ〜。日本ならお寿司でも注文したいところ(←作る意欲なし)。そこで、はたと思い出す。
「確かめちゃ高級なワインを2年前にいただいたような・・・」
ボトルの林をかき分けて、お目当てのワインを探し出す。ワイン、オリーブオイル、酢などのボトルが乱立する中、あったあった。
「原価で1本60ユーロ相当のボトル」
お店の人に「なかなか手に入らないヤツ」という尋ね方をして購入した代物(その時、アテンドしていたお客様が自分用に購入。そのついでに私にもプレゼントしてくださった)。
「まさに、こういう時にふさわしい」
2021年の終わりと、2022年の始まり。感謝の宴。あらゆる私の手料理を凌駕するな(笑)。レストランで飲んだら100ユーロは下るまい。そんなわけで
「ものぐさ&アート行く年・来る年」
を、ぼんやり計画中。友人が「大晦日にライブ配信したらいいのに」と言ってくれたが、私は動画向きじゃないので(汗)。
たぶん独り言を言いながらペイントして、ワイン飲んで、踊り出して、オウムと遊んでストレッチして。またペイントして。気がついたら
「あ、年明けてた」
みたいな(笑)カウントダウンないんかい。どうも「取り決め」が苦手で(←フリースタイルには強し)。まるでクリスマスムードのないアトリエに
「祝樹(いわいじゅ)」
突然ツリーが現れた(笑)実はブローチ。でも、アトリエでは「クリスマスツリー」として活躍してもらおう〜。
今日も夕方、クルーズ船がマラガの町を出て行った。その上には、雲と金星が。まずは、ウエスカ旅行だ。あさってから始まる「ピレネー山脈の旅」。どうぞお楽しみに。