【一日一作プロジェクト】バッグにペイントして「地中海ぴかり」を作った。日本への飛行機チケットを見切り発車で買ってしまい(←おおざっぱ)
「これでスペイン出国、パリ入り、日本入国する日程が決まった」
いきなり気が引き締まる。とにかくコロナ規制で、国際間の移動はハードルが高く
「書類に間違いがあれば、容赦なく上陸拒否」
緊張感がちがう(汗)。こんなずぼらな私でも、確認につぐ確認。まあそんな中、お隣さんとオウムの打合せ。
「大丈夫よ〜。どれだけでも安心して行ってきて」
なんという安心感。お願いしながら涙が浮かんでしまう。これまでも日本帰国のたび、オウムの世話から家の掃除まで。お隣さんがいなかったから、オウムも私もどうなっていたことか。
「ピアノを弾いたりテラスで涼んだり、どうぞ自由に使ってください」「はいはーい」
打合せの間、オウムはお隣さんの顔を「じっ」と見つめていた。たぶん、あの灰色の脳細胞は
「この人が来るってことは・・・置いてきぼり→長期に渡る鳥かご生活」
と、静かに結論を弾き出していたのにちがいない。打合せが終わり、お隣さんがアトリエの壁にかけられた作品をぐるりと見回す。
「すごいよ。迫力がある」「どんどん作品がよくなってる」
真剣な眼差しでぽつりと言われると「そうか。オウムのお世話をしてもらうたびに、作品を見てもらっていたんだな」とじんわり。さて。手続きであちこち駆け回り、ひと休みにカフェテリアへ。
「アイスティをひとつ」
これぞスペイン式(笑)。熱い紅茶の隣に「氷の入ったグラス」が一緒に出てくる。こちらのグラスへ「どばっ」と紅茶を注ぎ入れ
「自力でアイスティにする」
笑。このおおざっぱでフレキシブルなところが好き。調整、完成されていないところが。1番楽しいのって「途中、プロセス、自分でやってみる」だよね。
「地中海ぴかり」
光(ぴかり)に包まれた、地中海の町・マラガをイメージして。全身「黒」でも、バッグがアクセントに(写真)。光と海を連れて、お出かけしたい。