【一日一作プロジェクト】メッセージアート「羽の生えたキス」を作った。「日本上陸記・5」。いよいよスペイン出発当日。朝9時きっかりにハビ吉が現れる。
「朝食を食べよう!マラガの海を見ながら」
こうして海岸通りのテラス席で、レモンティ&ハムチーズサンドを食べるのも、潮風に吹かれるのも、しばらくお別れ。そして、ハビ吉と肩を並べるのも。
「書類は全部持った?」「うん、大丈夫!」
笑顔で答えながらも、たえず一抹の不安がつきまとう(汗)。実は「日本入国5点セット(←昨日のブログ参照)」の他にも、日本政府が定めた
「3つのアプリをダウンロード」
など、細々とした作業が沢山ある。本当にこれでいいのか「事前に確認する方法がない」ので
「これでいいはず!の状態で『戦』に挑む」
これが、なんとも心細い(涙)。なんせ
「間違っていたら、搭乗拒否。入国拒否」
いきなり!!!(汗)。マラガの海にお別れし、いざ空港へ。重いスーツケースを「ええいっ」と車に詰め込み、空港に着いたら「よいせっ」とカートに積み込んでくれるハビ吉。
「守られているって、なんて安心感なんだろう」
それと同時に「これから先は1人。何があっても」と、きりりと気持ちが引き締まる。
「気をつけて。お父さんとの時間を大切に」「ありがとう!仕事がんばってね」
しっかりとハグをして、振り切るように空港へ乗り込む。本日のメッセージアート「羽の生えたキス」は、ハビ吉へ感謝の気持ちを込めて。
「うおーっし!」
思わず、ふるふると武者震い。まずは、搭乗手続きカウンターへ。そこで、なかなか列が進まないことに気づく。
「そうか〜。チェックする書類が増えたから、時間が倍かかるんだ」
この紙、あの紙、そっちの紙。みなさん、大変そう。私も同じやりとりをして、やっとチケットをゲット。セキュリティチェックへ。ここも無事クリアー。
「そうだ、ランチのサンドイッチを買っておこう」
マラガからパリへ約2時間半。ちょうどランチタイム。飲み物も買い、準備万端で搭乗ゲートに近づいて行くと・・・
「えっ?ええっ?すごい人」
なんだこの行列は(汗)。こんなに乗るの?いやぁ、勝手に「コロナで飛行機の中は空いてるだろう」と思い込んでいた。いやはや、全く通常通りの賑わい。
「席は、1つおきで座るのかしら」
ゾロゾロと乗り込む大行列の乗客を見ながら、いや〜な予感に襲われるのだった。(明日に続く)