日本上陸記&ぷらり月道

【一日一作プロジェクト】楽描き(らくがき)アート「ぷらり月道(つきみち)」を作った。「日本上陸記・7」。マラガからパリに到着。日本便へ乗り換えのためターミナルを移動。

「遠い・・・」「誰もいない」「大丈夫なのか?」

しーんとしたシャルル・ド・ゴール空港。こんなの初めて。誰もいない通路をひたすら歩く。たぶん多くの方々は方向が違うのだろう。500mとか誰にも会わず、エスカレーターも1人。しーんと静まり返った通路は

「ここで自分が消されてもわからない」

感強し(汗)サスペンス小説が書けそうな。やっと入国審査コーナーが見えてきた。いつもなら、ここでそれなりの行列。ふらふらと近づいて行くと・・・

「うそ。私1人?」

暇そうなお兄さんが、パスポートに目を通して終わり。なんなくクリアー。空港独特の雑踏や人の声がないので、不思議な巨大施設の中に収容されているみたい。セキュリティチェックを通り、搭乗ターミナルへ到着。

「これから8時間待ち」

フルマラソンの呼吸を忘れずに。体力温存モード。まずはターミナルをゆっくり一回りし、開いているお店をチェック。

「おお〜、飲食店が2軒開いてる!」

朗報。午後のお茶&早めの夕食はここで楽しもう。ショッピングの方はどうか、さっそくチェック。開いているお店はいくつもあるけれど

「シャネル」「ブルガリ」「エルメス」・・・

汗。どれも超高級店。私には買うものないよなぁ。唯一楽しめそうなのはお土産・生活用品店のお店。ざっとターミナルを把握した後は

「昼寝のためのイスを探す」

クッションがよくて、肘かけのないベッドタイプを発見。ターミナル内の客はぱらぱら。イスは有り余るほどある。選び放題。

「ここにしよう」

本日の基地を決め、荷物をセット(写真)。袋や服で枕も作る。ここでまず2時間はごろごろ。これまで書類や入国準備に追われていたのだ。何も考えず休めるだけ感謝。

「あぁあ、快適じゃ〜」

いつのまにか眠ってしまい、気がついたら1時間ほどシエスタ。眠気覚ましに、お茶を飲みにカフェテリアへ。客が少ないのでどこへ行っても待ち時間がない。

「アフタヌーンティ・イン・パリ」

優雅や〜(笑)。日本入国の手順を再チェック。羽田空港に着いてから、強制収容施設まで「7時間」と言われているので、ポイントは

「飛行機の中でいかに休むか」

にかかっている。いつもなら「機内食を2回」「ぶっ続けで映画を5本見る」と、もう日本。なのだけど、今回は

「とにかく寝よう」

と決める。なにしろフルマラソン。「エネルギー配分」がカギ。お茶、散歩、ストレッチ。軽く体を動かし、ちょいと鼻歌などうたってみる。そうか。周りに人がいないので

「気兼ねなく、空港で鼻歌がうたえる」

これは発見だった。ずーーーっとマスク着用なのは辛いが「お茶や水を飲んで」マスクオフタイムを作る。まるで息継ぎをするくじら。空港のWi-Fiに繋げば、スマホでいろいろなこともできる。

「午後7時。よし、早めの夕食といこう」

缶ビールも頼んで、1人乾杯。日本上陸の無事を祈って。朝9時に家を出てから、まだパリくんだりで午後11時。長い1日。だんだん眠くなってくる。

「もう夜中だから、飛行機に乗ったらすぐに寝よう」

もちろんその予定は、機内でいきなり崩れるのであった。(明日に続く)

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「日本上陸記&ぷらり月道」への2件のフィードバック

  1. お久しぶりぶりです。蒲郡のしょうこです。
    変わらず元気そうで安心しました。日本に帰国とのこと、手続き大変でしたね。
    メールアドレスを連絡して頂けますか?

  2. しょうこちゃん、メッセージをありがとう!
    元気そうでよかった〜。こんなコロナ禍だけど
    体に気をつけて生き抜こうね。メールするね。

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