【一日一作プロジェクト】「もも作品室・3」を作った。「日本上陸記・29」。実家最終日。最後までドタバタと走り回り、ついに「作品保管室」が完成!
「3段ケースの上に、板を置いてテーブルに」
これで念願の作業台が!やった〜。これが朝イチの作業。それから父と朝食を食べ、気合いを入れて
「QRコードの取得に取りかかる」
これが苦戦。なぜか進んでいかない。スマホのせいなのか?タッチしても画面が動かなかったり、先に画面が進まなかったり。
「これがないと、スペインに入国できないんだよね?」
父が顔色を変えて、私とスマホを交互にのぞき込む。
「そう。QRコードがないと入国できない。ってか、すでに成田から飛行機に乗せてもらえないんじゃないかなぁ」「ええーーーっ」
恐ろしいご時世になったものだ。スマホの調子が悪いとか、テクノロジーが苦手だとか、システムに問題があってオンライン操作ができないとか、そういう可能性は
「考えられていない」
いきなり「切り捨て」られる。空港へ行っても、PCR検査の陰性証明があっても、手元に「QRコード」がなければ
「搭乗拒否」
すごくない?いきなり搭乗拒否⁉︎(←エールフランスに電話し、スマホでQRコード取得が取れない旨を伝えたらこう言われた)。さらに、スペイン大使館に電話をすると
「つながらない」
何十回かけても、だめ。すごいよなぁ、スペイン大使館。本場のスペイン(機能しないことで有名)を超えている。
「もう時間だから、とりあえず東京へ行って、ホテルでやるわ」「ええっ!大丈夫⁉︎」
父の運転で豊橋駅へ。しみじみ別れの挨拶となるはずが
「QRコード取れるよう、お供えして祈ってるよ」「飛行機に乗せてもらえなかったら、戻ってくるわ」
なんなん(笑)この会話。豊橋駅でお弁当と大あんまきを買い、新幹線に乗り込む。あぁあ、快適。しばしリラックスタイム。景色を眺めながら、のんびりランチ。
地方に住む者は、まず「成田空港へ大移動」いう最初のハードルがある。時間とお金とエネルギーを注いで、やっとたどり着くのだ。リスクとストレスという重荷を背負って。せめて空港内に
「コロナ規制・対応センター」
みたいなデスクを設けてほしい。飛行機が出る2時間前(搭乗手続き中)とかだけ、オープンすればいいんだから。そこには「オンライン操作の神」みたいな人がいて(←妄想)国境を越えられず困っている人々を
「指一本で入国可能にして行く」
オンライン杉原千畝!みたいな人がいてくれたら(笑)巡礼地になるな。とにかく絶対に「ホテルでQRコードをゲット」しなくては!もう後がないぞ〜。
その時、私はまだ知らなかった。「成田エクスプレス」に乗ろうとチケット売り場へ行くと、窓口のお姉さんから「仰天するご案内」をいただくことを。(明日に続く)