【一日一作プロジェクト】「心の花束」を作った。マラガ空港からマンションへ。部屋に到着したのが夜の10時過ぎ。本当はこのまま眠りたかったけれど、最初にしたのは
「オウムを鳥かごから出すこと」
恒例。お約束。日本出国のストレス&マスクの長旅による疲労。などということは、オウム的にはどうでもいい。
「強制隔離中」「早く出して〜」
気持ちはわかる。最後の力をふりしぼり、よろよろと鳥かごに近づく。「今開けるよ〜。よくがんばったね」ドアがオープンされるや、必死の形相で飛び出してくるオウム。
「ぎぇえぇええーーーーーーーーっ!」
絶叫。「なんでこんな目に」「淋しかった」「辛かった」「もう帰って来ないかと思った」「どうして1人ぼっちにしたの?」あらゆる感情の爆発。本当は崩れ落ちそうなくらい疲れていたけれど、気を取り直し
「よーし、遊ぼっか?」「ぷぷぷっ!」
誰が想像したでしょう。それから2時間(笑)。容赦なし。さて。8時間熟睡し、翌朝1番に食料品の買い出しへ。日本へ行く前
「冷蔵庫を空っぽにして」
行ったので、見事に何もない(汗)。とりあえず2、3日食べられればいいので、近所でささっと買い物。その帰り道、いつも行くモロッコ人の八百屋さんの前を通ると
「スイカ〜。今年最後のスイカだよ〜」
おぉお、おいしそう。後先考えず、巨大なモロッコ産のスイカ2分の1を購入(写真)。めちゃ重い〜。が、これは
「ダンベルなのだ」
と思えば、なんでもない。日常生活、至るところにダンベルあり。そんなわけで、マラガ初日は買い物、洗濯(←半自動洗濯機)、掃除、荷物整理で終わった。
「うわぁあ、クモの巣があちこちに」
作り放題。でも、クモは家の守り神。害虫を食べてくれるらしいから「お疲れさん」かな。夕方やっと一息ついていると
「マラガに戻ったんだよね!食事しよう〜」
さっそく友人からお誘いのメッセージが。1つ、2つ、3つ・・・「ああ、マラガに帰って来たんだなぁ」と感じる瞬間。私たちは
「場所に帰るのでなく、人に帰る」
のだ。心を通い合わせられる瞬間を求めて。それが、私のエネルギーチャージシステム(笑)。どんどんチャージするぜ〜。
「心の花束」
不安も痛みも、集めてまとめて心の中で「花束」に変えることができる。抱きかかえて眺めれば、悲しみのトゲは、もう私たちを傷つけない。
不安や痛みを、無理して心から追い出す必要はない。それより「形」を変えること。「花束」にしてまとめておけば、枯れたらポイっと捨てられる。