【一日一作プロジェクト】ペンシルで「花根っこ(はねっこ)」を作った。久しぶりにハビー吉ファミリーとランチ。私は無事スペイン帰国のご報告、ハビ吉は
「髪の毛を切ってもらいに」
笑。尼僧のテレサ叔母さんも「じゃあ私も〜」って、リビングが美容院に早変わり。そこで、はたと気づく。
「ここにいるのは全員、自力カット組」
私もカットは自分で2、3週間に1度。10分で完了。1年で60回として10年以上だから、もう600回以上カットしている。
「沢山食べてね〜」「パンも焼きたてだよ」
めちゃおいしそう〜。「よーし、お腹いっぱい食べるぞー」とフォークをつかんだその瞬間、みなさんはそっと両手を組む。
「まずい、お祈りだ」
すっかり忘れてた(汗)。ハビ吉ファミリーは敬虔なカトリック教徒。あわててフォークを置き、そっと両手を合わせる。
「今日は、誰がお祈りする番かな?」
えっ。うそ。私はダメ。とにかく視線を合わせないよう、うつむいてじっと身を固くする(←中学生か)。
「それじゃ、私が。短めに」
叔母さんが、すらすらと神様への感謝を述べる。おぉお〜。いつも思うけど、1つくらい決まったフレーズを覚えておきたいものだ。このお祈り後
「『アーメン』でシメて、胸の前で十字を切る」
のだけど、これさえたまにやるだけなので、順番がうろ覚え。
「上下と左右、どっちが先だったっけ⁉︎」
あわてて周りを見回し「おお〜そうじゃった」と、1歩遅れて十字を切る。
「さあ、召し上がれ」「いただきまーす!」
日本語で高らかに(←ハビ吉と私)。イワシの酢漬け(+ニンニク・オリーブ油)、ガスパチョ(生野菜のスープ)、焼きたて手作りパン、ほうれん草のマカロニ・チーズがけ。
「おいしーーーーーーっ」
家族のために作る料理は、愛情がたっぷり。ふだん自炊生活なので、こうして「家族の食卓」に招かれると、心がまあるくふくらむのを感じる。
「お代わりしてもいい?」「もちろん!好きなだけ食べてね」
ハビ吉がニヤニヤしながら、みなさんの前で言い放つ。
「朝ごはん食べたの、遅かったんだよねぇ?」「だって。おいしいんだもん!」
まあまあ、と間に入る叔母さんたち。どうかみんな元気で、今年のクリスマスが迎えられますように。そして、いつまでも「子供」でいさせてくれるハビ吉ファミリーのみなさん、本当にありがとう!