【一日一作プロジェクト】アルファベットシリーズ「A(あ)」を作った。マンションの井戸端会議。今回はお隣さんのお誕生日会。
「午後6時に集合ね!」「差し入れ大歓迎〜」
ドアを開けたら、すぐ会場(笑)。廊下の中央にどーんと置かれたテーブルに、次々と料理が運ばれてくる。
「おいしそーーーーーっ」「もも、残ったら全部持って帰っていいからね」
笑。お世話になります。生ハム、チーズ、カナっぺ、ミートパイ、ポテトサラダ・・・さらにケーキまで!すごいごちそう(驚)。私はワイン係なので、冷えた白ワインを出してはコップに注ぐ〜。
「フェリス・クンプレアニョス!」
まずは白ワインで乾杯。食べて飲んでおしゃべりして、すぐに2本目の白ワインへ突入。食べて飲んで大笑いして、さらにシャンパンへ。天井に向かってコルクを抜く時
「危うく廊下の電灯を直撃」
しそうになり、大騒ぎ。あぁあ、エネルギー量がハンパないマラガっ子。私も元気な方だけど、とてもかなわない。
「日本はどうだったの?」「それが〜」
日本入国の大変さを伝えようにも「スペイン入国は5分」なので、皆さんほとんど現実感がない。マラガはコロナ規制がかなり解除され
「ほぼ自由」
な生活に戻っている。室内でこそマスクはするものの、各種アクティビティは復活。入場制限も全くない。お隣のフランスやイタリア、スイスのように
「ワクチンパスポートがなければ、レストランやカフェテリアにも行けない」「仕事にも就けない」
という、恐ろしい規則はない(これについては、また改めて書きたい)。さて。お隣さん達は、ヨガやダンス、カスタネット教室に毎週出かけている。私も踊っているので
「今期はどんなのやってるの?」「アレグリア!(フラメンコの一種)」
大喜びで答えるや、手拍子と共にさっそくサビを歌ってくれる(笑)。この一瞬にして盛り上がれる情熱は、もう才能と言っていい。
この分では、クリスマスが近づく頃には「はい、踊って〜」と、このエレベーター前のスペースで、ステップを踏んでいることも十分にありうる。
「年末年始から感染者が増えて、1月からまた規制だろうね」「だから、今好きなことをしないと!」
お隣さんの家族が看護婦さんだったり、病院の受付に勤めていたり。現場で見聞きしていることを教えてくれるのでありがたい。情報操作された新聞・テレビより、現場の声!
「あっ、もう9時!私たち行かなきゃ」
お隣さん2人が、あわてて席を立つ。聞けば「これからコンサート」って、元気すぎ〜。「60代を楽しむ術」を、こうして身を持って教えてくれるお隣さん方に感謝。
いつまでも元気で、こうして笑い合えますように!