【一日一作プロジェクト】「太陽と遊ぼ」を作った。スペインではガス缶を自分で買う。使い終わったら満タンの缶と取り替えてもらうのだけど、その前に
「シャワーのお湯がいきなり水になる」
という儀式を持って、ガス缶の終わりを知る。悲報。だいたい感覚で「そろそろ終わりそう」というのがわかるのだけど、日本帰国ですっかり忘れていた(涙)。
「まだ、温かい10月でよかった」
これが冬に起こると本当に辛く、濡れた身体にバスタオルを巻いて浴室を飛び出し、ガタガタと震えながら、使用中のガス缶を予備のガス缶に接続。
「それから浴室に飛んで帰り、熱湯で解凍」
笑。そんなわけで、予備のガス缶は必須。さて、新しいガス缶を届けてもらおうと連絡を入れると
「実は料金が上がりまして・・・」
せいぜい1ユーロくらいかと思っていた。これまでは1缶16ユーロほど。冬場に値段が上がるのは、いつものことなので仕方ない。ところが、お兄さんの返答は、私の想像を軽く超えていた。
「今月から19,5ユーロです」
えっ?ええっ?いきなり?16からほぼ20?そんなに一気に上がるの⁉︎ しばらくショックで言葉を無失っていた。が、気を取り直し1缶を注文。これなしでは生きていけないのだ。
「そういえば、天然ガスの値段が急騰した」
ニュースを思い出す。さすがにシャワーは仕方ないとして、今年の冬は「皿を洗う」「手を洗う」「手洗い洗濯」などの作業には
「水道水を入れたペットボトルを、テラスに置いて温める」
システムが必要かも。マラガの太陽ならできるはずだ。頼むぞ。太陽は偉大なり。
「太陽と遊ぼ」
「月・火・水・木・金・土・日」が、手をつないで一緒に舞い遊ぶ。よーく見ると、全ての文字が含まれている〜(笑)パズルみたいで楽しかった。特筆すべきは右上に刻まれた
「オウムのサイン」
笑。実は噛みつかれた跡。噛まれた瞬間は「何すんねん!」と思うのだけど、しばらくたつと「見方を変えればコラボ」と、急激に力が抜けていく。基本的にめんどくさがりなので、日常生活の些細な事に関してはほぼ全てにおいて
「これはこれでよし」「こういうものってことで」
と、するりと流れていく。これ全て、私の気骨のなさ。くちばしの先で深く開けられた「穴」は、私のサインの最後の文字「O」として使用してやった(笑)。
なぜ、作品の上に乗るのか。散歩道なんだよね、きっと。絵の具が乾いているなら、まぁいいことにしよう。どうもここ数年、めんどくさがり屋が高じて
「いかに怒らずに生きられるか」
にシフトチェンジしつつある。どうも「前向き」と「めんどくさがり」は、同じゴールへ向かうらしい。朗報。