【一日一作プロジェクト】ペイントして「ピアノのある部屋」を作った。実はこの台紙、スケッチブックの表紙(笑)。捨てようと手に取ったら、ちょうどいい感じの固さと厚さで
「描いちゃお〜」
笑。後先考えないのが、私の長所。なので、ひたすら突き進む。シミや傷もあるし、表面がざらついているし。どうかと思ったら、意外におもしろい効果が。やってみないとわからないもんじゃ。
「商品としては問題」
かも。だったら、商品にしなければいいのでは?(笑)。解決。どんどん突き進もう〜。素材もスタイルも、今期はひたすら
「やったことのないものに挑戦!」
と決めたので、前進あるのみ(←いつも?)。その横で、オウムが「芋けんぴ」を盗み食い。どうやら「ポリポリ感」がたまらないらしい(写真)。日本からマラガに戻った時
「オウムの羽がカサカサでくすんでいた」
ので、体調が悪いのかと心配していたら「水浴び」の後、見ちがえるようにきれいになった。なんだー汚れてたのか〜(汗)。ごめんよ。父にこの写真を送ると
「いつも左手で持つんだね」
そ、そう?気がつかなかった。父いわく、たいていの写真では「食べ物やおもちゃを左足で持っている」らしい。ってことは、きき足はどっちなん?
「ピアノのある部屋」
音楽屋(ミュージャン)時代、いろいろなホテルでピアノを弾いた。日本と違い、スペインのホテルにあるピアノの多くはまるで手入れがされていない。鳴らない鍵盤があったり、音がこもっていたり。
調律がされておらず調子がずれていたり。鍵盤がやたら軽くペラペラな触感だったり。低音部は音が大きいのに高音部は小さいとか・・・
「仲良くなる」のに、時間がかかる子もいた。とはいえ、演奏が待っているので5分で仲良くならなくてはならず
「弾きながら、相手を知る」
ことも多かった。そんな中、個人のお屋敷のピアノはいつもしっかり手入れされていた。パーティなどで演奏に行くと、リビングの1番いい場所に置かれたピアノは「幸せ」のオーラを放っていた。
これまでに100台以上のピアノを弾いてきたけれど、どの子にもそれぞれ味があり、ピアノの数だけ思い出がある。インスピレーションは
「過去の自分から届けられることもある」
その楽しさを、この「ピアノシリーズ」で実感している。