【一日一作プロジェクト】「異咲しぶき(いざきしぶき)」を作った。昨年、筋トレを3ヶ月続けたら関節の痛みが再発。泣く泣く中断し、新たに目を向けたのが
「ストレッチ」
だった。YouTubeでストレッチ動画をむさぼるように見る。まさに手当たり次第(笑)。そして。フラメンコ教室で、肩甲骨や骨盤を意識して踊るうち
「1つ1つの動きには、体のどこを動かしているかという明確な意識があってこそ」
だと気づいた。書くと1行だけれど、これを理解するのにほぼ1年。きっかけはフラメンコ教室で
「腕を上げて」「足を前に出して」
と先生に言われるたび、私はまさに「腕」「足」のことしか考えていなかった。が、実は「腕を上げる」とは
「脇をぐーっと伸ばし、肩甲骨が伸び、体がしなって、肘が引き上げられていく」
一連の動きなのだ!ということがわかり、しばし1人感動していた(笑)。すると、これまでただの「腕」「足」としか見えていなかった自分の体が
「中にある筋肉や骨、筋の動きまで見えるように」
なってきたのだ。これは衝撃的だった。それと同時に、あるインストラクターさんのシリーズ動画に出会ったおかげで「体のしくみ」を理解し始めた。
「○○を鍛えたい(伸ばしたい)から、こういうトレーニングをする」
最初に○○ありき。朝食前に「台所のドア」で行う10分ストレッチ。ランチ前に「アトリエで行う10分ストレッチ」。今月は「肋骨ストレッチ」を敢行中(笑)。昨年末、泣く泣く断念した筋トレだけど
「まずは体の各パーツを柔らかくし、意識することが先!」
という天の声だったのかも。ストレッチをする時はパソコンでインストラクターさんの動画を見ながら。もしくは音楽をかけながら。
「ぎゅぎゅ〜」「ぐわぁあ〜」
肋骨を開く。手で持ち上げる。すごいな。私の意識は「脇」でなく、その下の「あばら骨」なのだ。ついにここまで来たか。感無量。不思議な気配を感じてパソコンの向こうをのぞくと
「オウムが書類ケースの中に収まっていた」
なんなん(汗)。わざわざ入ったん?そこに(写真)。本人はほっこり満足している様子。まっ、いーか。今の私の3大意識ポイントは
「肩甲骨、脇腹(肋骨)、足の付け根」
これっしょ!(笑)自分の肉体にまるで興味のなかった私が、53歳になって突如「目に見えない体の内側部分」を意識し始める。なんというか
「何をやっても遅咲き」
笑。いや「大器晩成」と呼ぼう。大切なのは、日々「進化」している事実。ふつう30年でたどり着けるところを60年。すごろくで、みんながとっくに上がった頃に1人ゴール。
「それが私の最速」「納得した歩き方」
なら、大成功やん(笑)。1人1人「異」なるから、人生はおもしろい。
「異咲しぶき(いざきしぶき)」
自分のリズムで、歳を重ねよう。「遅咲き」最強説。シニアで満開って「祝福」じゃないかしら。