【一日一作プロジェクト】「ふぁみりあ星雲」を作った。「ウエスカ地方への旅」が近づいて来た。私たちの宿泊施設は、フランス国境付近のピレネー山脈の中にたたずむ山岳ホテル。なんと
「最高8度、最低マイナス1度」
冬やろ!完全に(驚)。マラガの1年で1番寒い2月の極寒日より、寒い。私たちの行くホテル、どんな山の中にあるんだろう。顔色を変える私に、ハビ吉は平然と言い放つ。
「大丈夫。寒い地方は、どこに行っても暖房ガンガンだから」
まあ、そうでしょうとも。太陽民族マラガっ子のモチベーションを上げるには、寒さに勝る「歓び」が必要だ。
「紅葉と雪の両方が見られるよ」「国立公園の中にあるホテルだから星空がきれいだろうね」「ももの大好きな山間の村々を車で回るんだよ」
旅行代理店のようなハビ吉(笑)。だんだんその気になってくる。すると「もものことだから」と前置きして
「すてきな景色に出会ったら、寒さなんか忘れてカメラを手に走り出すって〜」
笑。よくご存知で。ホカロン&ドーパミンがあれば大丈夫。私たちが訪れる山間の村々は、ホテルより標高が低く「最高14度・最低3度」程度らしい。よかった〜(←だからホテル、どんな山の中なん)。
「私は電車で」「僕は車で」「ウエスカ現地集合ね」
ハビ吉は勤め先のA市から。私はマラガから。それぞれ北をめざす。駅で合流し、車でピレネー山脈へ。私は特急列車AVEで行くことにした。コロナ規制以来「飛行機嫌い」になってしまったのだ。
「じゃ、帰りはクエンカ市からチケット買って」「えっ、ええっ?なんで?」
聞けば、ウエスカからテルエル、クエンカと南下するルートには、すばらしい景色&私の大好きな『山間の村々』が広がっているらしい。さっそくパソコンで検索。
「おおっ、これは!隠れ里じゃ〜」
訪れたい村々をリストアップしていると、オウムが「スピーカー前」へよろよろと現れた。音楽が流れ出るこのスポットが、お気に入りの場所(写真)。きっと音楽の波動が気持ちいいんだよね。
「ふぁみりあ星雲(せいうん)」
よーく見ると「FAMILIA(家族)」の文字でできている。と同時に「人の顔」「生き物と家」であり「太陽と月、海の上に浮かぶ星座」でもある。
ペンシル1本、黒ラインから生み出される小空間。絵の具と違って、後戻りできない一瞬の創作。描き直しなしの一発勝負がおもしろい。