【一日一作プロジェクト】「目覚芽(めざめ)」を作った。先日、不思議な体験をした。「さて寝よう」とベッドに入ると、全身にゾクゾクと妙な寒気が走る。
「熱い紅茶を飲み」「厚着をして」
対処するが、まるでダメ。「えっ?ええっ?なんで?」。小首をかしげながら外の気温を確認。いや、もしかして私の知らないうちに
「外気が10度くらい下がっている」
ってことは。なかった。うーん。ってことは「体調が悪い?」。信じられない。なんせ1時間前までは元気そのもの。鼻歌を歌って片付けをしていたのだ。
「湯たんぽを作ろう」
のろのろとベッドから立ち上がりキッチンへ。昼間はまだ「夏」のマラガ。「冬用品」と書かれた箱の奥から湯たんぽを引っぱり出す。ガタガタ震えながら湯たんぽを作り、抱きかかえてベッドへ戻る。
「体温でも計ってみるか」
湯たんぽを抱えているのにゾクゾクする。イヤな予感。何気なく体温計の表示を見て、言葉を失う。
「37,8度・・・まずい。これはまだまだ上がるヤツだ」
熱が急上昇する時に出る悪寒。そこに、いる。とりあえず熱が上がり切るまで、湯たんぽを抱えて震えているしかない。
「38・・・38,4・・・あぁあ」
この「あぁあ」は、安堵のため息。この辺まで上がり切ると、ある意味「悪寒から解放され平穏」という段階に突入する。高温ではあるが体温が安定しているので、ベッドで大の字になってくつろげるのだ。
「とりあえず寒いよりはマシ」「不幸の中にも幸せあり」
不思議なことに「鼻水、喉の痛み、体のだるさ、頭痛」といった症状が1つもない。さらに。これだけ体温が上がっても信じられないくらい
「頭がとてもクリアーでスッキリしている」
なんなん、これは。風邪やインフルエンザの時とはまるで違う。結局、その夜は疲れて眠ってしまった。
翌日。熱を計ると「36,8度」。平熱よりは高いが、全然起きられる。なんせ風邪の症状が1つもないので、ふつうに1日をスタート。朝食を食べ終えたとたん、それは起こった。
「ね、ね、眠い。なんだこの眠気は」
テラスのソファベッドにひっくり返り「日光浴」をしながら朝寝。5秒で深く眠り込み、気がついたら1時間半寝ていた。
「うそ。朝起きてまだ何もしていないのに」
しかし、それはまだ「睡魔地獄」のプロローグに過ぎなかった。昼食が終わったとたん、今度は更に強烈な睡魔が襲いかかる。ふらふらとベッドへ。爆睡すること2時間半。
「いったい私の体はどうなってしまったのだ」
朝寝に昼寝。さすがに夜は眠れまい。と思ったら
「ね、ね、眠い〜。おやすみなさーい」
夜10時に寝落ち(驚)。翌日、インターネット検索すると「これでは!」という記事に、最初からヒットした。「大人、高熱だけ」で調べたのだけど
「ストレス」「忙しすぎ」「動きすぎ」
なんだか妙に納得。「高熱は体の悲鳴」だったことがわかり「眠って眠って眠りまくって」さくっと幕を閉じた。みなさまもどうぞお気をつけください。
「目覚芽(めざめ)」
芽であり、目でもある。覚醒した意識で、明確な意志で歩きたい。ヨーロッパは今「ワクチンパスポートの義務化」で大きく揺れている。明日はこれについて書きたい。