【一日一作プロジェクト】アルファベットシリーズ「D(でー)」を作った。朝からダンス教室でみっちり2時間踊り、汗だく&腹ペコでセントロへ。
「冷えた白ワインが待ってるよ〜」
ハビ吉が「氷の中に埋まったワインボトル」の写真を、テーブルから送りつけてくる。おぉお〜。ええやん。まさにスタンバイOK状態。
「今バスの中。あと15分で着く!」
返事をすると、今度はメニューがスマホに送られてくる。なんという手際のよさ。
「あさりとエビが食べたい!」
メニューに丸をつけ、送り返す。やっとセントロに到着。バスを飛び降り、レストランへと走る。運動靴&スポーツウェアの上、踊ったばかりなので身が軽い〜。
「お待たせ〜」「最後のテラス席だったよ。座れてよかった」
なんと満員。この日はレストランのプロモーションで、20皿近くが半額〜3割引き。思い切って食べよう〜。まずは白ワインで乾杯。
「秋の旅行、どうする?」「その打合せを今日しなくちゃ!」
昨年の春、コロナ・ロックダウンが始まってからアクティビティが激減。スペインの場合、厳しい移動規制が何度もあり、出かけると言っても近場にちょろりと日帰りドライブのみだった。
「ももの希望は大自然なんだよね?」「そう!新鮮な空気、山々、紅葉、山間の美しい村々」
まずはおいしい魚介類に舌鼓。踊った後だから、どんどん入る〜。白ワインも本日は特別価格。1本8ユーロ(約千円)。安っ。
「あのねー。ずっと行きたいと思ってた所があるんだけど・・・遠いかなぁ」
少し言い淀んだのは、マラガからかなり遠い場所だから。かなり、ってか、もうフランスとの国境ゾーン(笑)。いつか行ってみたいと、ずっと夢見ていた。
「どこ?」「ウエスカ地方」「おおっ、いいねぇ。ピレネー山脈だ!」
いきなり決定。まずはスケジュール調整。11月中旬の「紅葉」が最高らしい。北スペインは南スペインのマラガと違って11月でもかなり寒い。しかし、私にはどうしても行きたい村があるのだ。
「アインサ村、アルケサール村、他にも行きたい村がいっぱい!」「だったら、ビエルサのパラドールに泊まる手も。ピレネー山脈のど真ん中にある絶景ホテルだよ」
きゃ〜。期待の方が上回る〜。セーターに毛糸の帽子。ホカロンも持って行かねば。2年ぶりのお泊まり旅行。たぶん年が明けたら、また移動規制だろうから、なんとしてもその前に!
「星空も見えるのかなぁ」
ピレネー山脈のふもとには、どんな空が広がっているんだろう。国立公園がいくつも重なる山岳地帯。日本で言う上高地か。いったいどんな景色が待っているんだろう。こうしてハビ吉と旅をして、昨年は
「コマレス村やアーモンドの丘」
の大作を描き上げた。強烈なインスピレーション&感動を何度も反芻して。アトリエにいるのと同じくらい、絵筆を握らないのも大切だ。
心と体を動かしに。ウエスカ地方へ!「Disfrutar(楽しむ)」の D 。少しずつ準備をしていこう。