想音しぶき

【一日一作プロジェクト】11/22は「Día Internacional del Músico(国際ミュージシャンデー)」。元音楽屋だった血が騒ぐ〜(笑)。ミュージシャンへの愛と感謝を込めて「想音(おもおと)しぶき」を作った。

「楽器を弾く手」「弾け飛ぶ音」「湧き出るハーモニー」

が1つになる、あの「爆発するような瞬間」を描きたかった。そこらにあった紙を引っつかんで一気にペイント。よく見たら、ばらした本の1ページ。

「せめてケント紙に描け」 

という、脳みその声が聞こえる(汗)。そうだよね。ごもっとも。

「心が、頭と体を乗っ取る」「思いやひらめきが司令塔」

なので、こういうことに(汗)。実は、先日始めた「聖なるダンベル」。がんがん彫り進めたのはいいが

「焼かないと固くならないけど大丈夫?」「ひび割れてしまうのでは?」「いずれ崩れてくるかも?」

と、何人もの方々よりご心配をいただき、そこで初めて「そういう可能性があるのか」ということに気づいた(←遅い)。急に心配になり

「粘土のまま、ほかっておいたらどうなるの?」「耐久性は落ちても、瓦礫になることはないのでは?」「とりあえず20年くらいもってくれれば」

と、あわててグーグル検索するが、私のような人間はあまりいない、らしい。というのも、もともと焼かずに作品を作る人は、最初から「焼かない粘土」を使うらしい。私のように

「掃除の途中、持ち上げて重いからダンベルにしよう」

というはずみで、削り始めるケースはあまりない。ということが、わかった。ここはプロに聞くのが1番。隣町で陶芸教室をされているMさんにメッセージ。

「陶芸用の粘土を削ってるんですが、ほかっておいたら崩壊しますか?」

Mさんは「いきなり固くなった粘土を削るのでなく、加湿して粘土自体を回復させてから」という、目からウロコのレクチャーをしてくださった。

「そうか〜。さすがプロはちがう」

感動しながら、残りの粘土を湿ったタオルで包み込む。問題は「石像風ダンベル」の方。もう8割りでき上がっている上、ほぼレンガ、ほぼ石なので「ガジガジ」としか削れない。

「薄くするのは無理。なので、焼くのも難しい」

となれば、ここはやはり「ほかっておいて自然乾燥」で固くするのが1番。Mさんの話では「勝手に崩壊する」ことはないらしい。朗報(笑)。朝、起きたら形がなくなっていた、ってことはないのだ。

「だったら、期間限定アートでいいのでは?」

「早めに観に来てね〜」ってことで(笑)。崩れ落ちるまで展示。その日は、自然が決める。みたいな。逆にいいんじゃないかしら。自然の流れの中に私たちが、アートがある。

なんとか来年、数回でもいいから陶芸教室に行きたいなぁ。重いと運べないので手のひらサイズの小物で。とりあえず、手持ちの粘土を回復させよう。

「想音しぶき(おもおとしぶき)」

想いと音が弾け飛ぶ。ライブは生き物。ミュージシャンの人たちが、演奏の機会を持てますように。祈りを形に。

 

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