ランチ&掲げる手

【一日一作プロジェクト】ペイントして「掲げる手」を作った。朝から用事で走り回り、あっという間に午後2時半。お腹ぺこぺこ〜。これから家に帰って作るには空腹すぎる。

「帰り道にランチしよう」

近所にある行きつけの店へ。地元の人しか来ない気さくな食堂。見た目は垢抜けないんだけど、ここの手作りランチはめちゃおいしい〜。

「パエジャできたて!絶対おいしいから」

お姉さんが太鼓判を押す。こういう時はハズレなし。熱々のパエジャが、さっそく運ばれてくる(写真)。それから改めて

「最近見なかったけど、どうしてたの?」「日本に帰ってた」「おお〜、家族に会えてよかったね!」

めちゃうまのパエジャ&ビール。自分へのご褒美。スペインのランチメニューは「ワンドリンク」付き。何がすばらしいって

「ビールやグラスワインが含まれる」

笑。日本もそうならないかなぁ。2皿目は「牛肉の煮込み&ポテトフライ」。なかなかのボリューム(写真)。その時、テラス席に1匹の犬が駆け込んで来た。

「あっ、ルナちゃん(犬の名前)」「元気だねぇ」「お久しぶり〜」

ご近所のセニョーラ&ワンコ。ルナちゃんもこのお店の常連なので、テラス席の椅子の間をガサゴソとかぎ回っても、誰も気に止めない。これはルナちゃんのご挨拶。

「常連さんの店」

の居心地のよさ。デザートの「チーズプリン」を味わいながら、テラス席でしばらく風に吹かれる。昼間は24度のマラガ。太陽の下はまだまだ暑い。

「話しかけられる」「名前を呼ばれる」「笑顔が返ってくる」

気持ちよさ。パロ地区を歩いていると、必ず知り合いに会う。20年とはそういう時間。私たちは「場所」に住むのでなく「人」に住むのだ。

「掲げる手(かかげるて)」

毎日、私たちは手を動かす。手は第2の脳らしい。そういえば、90歳になるまで祖母は毎日「畑仕事」「裏山に植物を取りに」「市場へ歩いて売りに」行っていた。

「爪やしわの間に土が入り込み」

いつも黒くなっていた手。その手から、魔法のように「野菜や味噌」が生まれ、私たちを笑顔にした。今の私は「絵の具」が爪まで入り込み、音楽屋の時とはまるで違う手をしている。

「無限の可能性を与えてくれる手へ」

感謝の気持ちを込めて。掲げる手であり、冠でもある。偉大なる私たちの親友「手」への捧げものアート。みなさまどうぞすてきな一日を!

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