【一日一作プロジェクト】指輪アート「空しぶき」を作った。数ヶ月前、この辺りで人気のSスーパーが次々と大手C社に買い取られ、姿を消した話を書いた。その後もC社の勢いはとどまらず
「ついにうちから5キロ以内のゾーンで、Sスーパーは全滅」
オセロのように、あっという間に全てがCスーパーに入れ替わった。問題は、これにより取扱いメーカーが変更になり
「商品のバリエーションが少なくなった」
こと。例えば、私が好んで買っていたメーカーの「豆乳」「玄米」「白米」などは、全て姿を消した。がっかりしながら別のメーカーを物色していると、そばにいた年配のご夫婦が
「いつものがないね。どうしよう」「ええーっ、こんなにないの?Mスーパーに行く?」
同じことを考えていた(笑)。手間はかかるが、これからはMスーパーと交互に足を運ぶことになりそう。そんな中、うれしいこともあった。かつてSスーパーのレジで働いていたAさんを、Cスーパーのレジで発見。
「あぁっ、Aさん!3回来たけど、見かけなかったから」「会社は変わったけど、引き続き働けることになったの」
よかった〜。うれしい。制服は変わっても、笑顔は変わらず。コロナ禍で失業することほど、恐ろしいことはない。Aさんは2人の息子さんを持つお母さんなのだ。
「また買いに来るね」「ありがとう〜」
40ユーロ(約6000円)以上買うと、家まで無料で運んでくれる。建物の入口ではなく、マンションのドアまで。全て自力で運んでいた時のことを思うと
「なんという快適さ」
だからこそ、昨年コロナ規制で「宅配サービスが中止」になった時など、車のない私は
「買い物が、イコール筋トレ」
に変貌。右手にミネラルウォーター5リットル、左手に果物野菜5キロ。背中のリュックに米やパンなど5キロ。計15キロを身につけよろよろと歩く。せめてもの救いは
「骨や筋肉にはいい」
らしい。負荷をかけて歩くと。本当か?よく登山系の人がわざわざ重い靴やリュックでトレーニングしているではないか。そう信じよう。
スペインでは、ほぼ全ての地域で普及しているスーパーの「宅配サービス」。日本にもあるのかなぁ。豊橋の田舎の実家でも(すぐ近所にスーパーなし)。どこへ行こうと
「車がなくても生活できる」
のが、免許のない私の第一条件なので、次回日本帰国の際は、自転車でも買おうかな。ついでに宅配サービスのあるお店も調べてみよう。
「空しぶき(そらしぶき)」
指輪アート。青い空のしぶきが舞い飛ぶ。祈るような気持ちの時、私はよく天を見上げる。イタリアで今起こっていることに愕然とし、強く心を引き締める。
太陽よ、私たちを照らしておくれ。イタリアの「スーパーグリーンパス」の話は、明日書きたい。