【一日一作プロジェクト】アルファベットシリーズ「F(えふぇ)」を作った。お隣さんが誕生日らしく「井戸端誕生日会」招集メッセージがいきなり入る。
「午後6時集合ね」「ケーキはあるので買わないように」
私は用事で外出していたので、早めに切り上げて駆けつける。エレベーターの扉が開くと
「そこは、会場だった」
テーブルがどーん。ケーキがばーん。手作りのりんごケーキ、トリハ(フレンチトースト)、ミートパイ、チーズ・・・みなさんの手にはシャンパンが。
「もも、ちょうどいいところに帰って来た」「もう1度みんなで乾杯しよう!」
なんて元気なお隣さん達。「最近のニュース」に話が飛んだので「それじゃ、みなさん知ってる?」と私はクイズ調で声を上げた。
「日本で行われた結婚式で今、すごく話題になっている・・・」「わかった!」
知っていたのは2人だけ(笑)。眞子さま(さん)と小室圭氏の結婚報道。「皇室を出なくてはならない」事情を説明すると
「クリスマスは?家に帰れないの?」「イブは当然、家族一緒に食事できるんだよね?」
そこかい(笑)。クリスマスの意味合いや重さがまるで違うスペインと日本。それで思い出したが、いつだったか友人のおばあちゃんが
「日本のセマナサンタ(聖週間)はどんなふう?」
と尋ねてくれたことがあった。「聖週間そのものがない」のだが、そう口にするのがはばかられるくらい、おばあちゃんの目は期待でキラキラしていた。
スペインにおいて「クリスマス」と「セマナサンタ(聖週間)」は、泣く子も黙る、何はさておき、何が何でも。的な位置付け。なので
「クリスマス、のんびり家にいます」「絵でも描こう」「思いっきり休もう」
などというたわごと、選択肢は存在しない。何が何でもテーブルに着く。ものすごいご馳走を用意して。その買い物と調理を考えるだけで「いつもの週末でいいや」と思えてくる。そうそう、今週に入って
「忘年会の予定が入り出した」
年の瀬がせまるな〜(笑)。そんな中「ウエスカ地方への旅」も準備中。今日のマラガは最高23度最低12度。晴天。こんな暖かくて太陽さんさんの別天地から、わざわざピレネー山脈の山岳地帯へ。
「Felicidad (幸せ)」の「F」。食べられること、笑えること、眠れること、動けること、新しい体験ができること、感動を分かち合えること・・・
今、手にしているものを大切に。みなさま、すてきな1週間をお過ごしください。