公園ジャズフェス&E

【一日一作プロジェクト】アルファベットシリーズ「E(えー)」を作った。今年の秋は、マラガにも文化的な催しが戻って来た。劇場はもちろん、なんと市内の

「公園や広場を会場にジャズ・フェスティバルが!」

きゃー。うちのパロ地区にもやって来た〜。なんと入場無料。青空の下、野外ステージでジャズコンサート。さっそくカルメンと駆けつける。客席は完全にひなた(笑)まさに炎天下。

「服を脱いだり、頭を覆ったり」

みなさん暑さ対策に大忙し。これぞ太陽の町マラガ。木々に囲まれた公園は、花々が咲き乱れ、鳥の声に包まれ、頭上をカモメが横切って行く。

「カルメン、誘ってくれてありがとう」「セルバンテス劇場のジャズフェスティバルに行ったけど、すごくよかったよ〜」

しばし近況報告。昨年は、とにかく催しが次から次へと中止になり、寂しい1年だった。コロナ規制とはいえ、外出する機会が激減し、街から音楽や人の声が消えてしまったような感覚を覚えた。

「ジャズフェスティバルへようこそ。今日は一緒に青空の下、音楽を楽しみましょう!」

リーダーの男性が、にこやかに舞台挨拶。ミュージシャンだって、演奏の機会が激減して大変だ。軽やかなジャズの調べが、心に沁みる〜。

「音楽屋」をしていた頃は「演奏者」の立場でライブを眺めていた。今は完全に「鑑賞者」。楽しませてもらう立場に。

「なんという贅沢&開放感」

笑。「もう弾けない」と、心身ともに自分の限界に達してから、まだ1000回くらい演奏していたので、最後の方は

「自分の羽を抜いて音楽にし、痩せ衰えていく鶴」

みたいになっていた(笑)。実際、3ヶ月集中して弾くと、3キロ痩せてしまう。演奏しまくる夏が終わると、私はいつも痩せていた。6年前「音楽屋」を卒業し、演奏者としての自分を手離すことで

「音楽とよりを戻せた」

のが、何よりうれしい。あの頃、毎週ライブ演奏で放出していたアドレナリンやドーパミンが、今は創作やダンスで訪れる。

「Emocionar(心を揺さぶる、揺さぶられる)」の「E」。定期的に心を動かそう〜。好きなこと、好きなもの、好きな人に近づくのが1番の早道。みなさま、すてきな1日を!

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