空中ツリーブランコ

【一日一作プロジェクト】オウムへのプレゼント「空中ツリーブランコ」を作った。うちにはクリスマスらしい飾りが、1つもない。

「せめてクリスマスツリーっぽいブランコを!」

これまでは、本人が気に入っているボロ布をホウキに絡ませ、ブランコを特設していた。楽しく遊んでいたけれど、とにかく見た目が悪い。「ぼろぼろ感」満載。視界に入るたび、気になってはいた。

「余り布でちゃちゃっと作っちゃおう」

丁寧にきちんと仕上げようと思うと「手仕事」モードになってしまい、楽しくない。

「全部縫わなくても、ボンドで貼りつけちゃえ〜」

この気軽さこそ、最初の1歩。聞けば、オウムは一生5歳児らしい。あんまりモダンアートに走って、怖がられてもいけない。ここはデザインよりも

「触ってもかじっても登ってもよく」「色とりどり」

でいこう。約2時間で完成。やった〜。気に入ってくれるかなぁ。これが今年のクリスマスプレゼント。基本的にオウムは「変化がキライ(たぶん危険信号)」なので

「こんなの嫌い。前のボロ布に戻して」

と、言われる可能性も十分にありうる。どきどきしながらツリーブランコを設置。私の手元をじっと見守るオウム。

「ジングルベル〜、ジングルベル〜」

クリスマスソングを歌いながら、ブランコを揺らして誘ってみる(笑)。ここで「きゃきゃっ」と飛んで来ないのが、うちのオウム。なので、移動用ホウキに乗せてブランコ中央へ運ぶ。

「ぷぷっ」

反応は、薄い。が、イヤなら逃げていくはず。しばらくほかっておいたら、あちこちつつき始めた。幸先よし。テリトリーとして安全確認中。20分ほどで安全点検も無事完了。

「さーて、ブランコして遊ぼっか」

ゆらゆら揺らしてみる。おお〜、喜んでるー。よかったよかった。かなり大きく揺らしても、うまくバランスを取って余裕の表情。思えば、自然界では木の上で風に吹かれて生活してるんだもんね。

「空中ツリーブランコ」

なんとなく家の中がクリスマスムード(笑)。唯一の問題は、このブランコ「アトリエの出入口」に掛けられているので、トイレや作品保管室に行くたび

「ちょいと失礼」

と「のれんのように」手で押し上げ、その脇を通り抜けねばならない。体をぐっと斜めにして。この体のひねり。まさに

「上半身のしなりに効くストレッチ」

台所の入口が「ストレッチコーナー」になっているが、まさかアトリエの出入口までも。とりあえず、これでクリスマスの準備は完了。好きなように遊んでね〜。

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