Feliz

【一日一作プロジェクト】「Feliz (フェリス)」を作った。スペインでは「ガス缶」を自分で買い、自分でセットする。半年前は1缶16ユーロだったのに、秋には19ユーロ。そして今週はなんと

「21ユーロ!」

どんどん上がる〜(涙)。昨年から「電気」も値上がり。今年の冬は暖房費がかさみそう。とはいえ、今のところマラガは太陽さえ出れば昼間はぽかぽか。

「午後6時にやっと暖房を入れ始める」 

地中海ライフ。ありがたや〜。聞けば、1月下旬にスペイン全土を「大寒波」が襲うらしい。それで、はたと思い出す、昨年の大雪。首都マドリッドを

「一夜で雪国に変えてしまった」

あの歴史に残る大寒波。ちょうどその頃マドリッドにいたハビ吉は、雪の中をざくざく歩きながら、次々と雪景色の動画を送ってくれた。マドリッドの大通りで

「スキーをする人々」

あの光景は忘れられない。お天気ニュースは「大寒波に備えて、今から準備をしておきましょう」と締めくくりながら、毛糸の帽子やマフラーと一緒に

「シャベルやそりも」

楽しげに紹介していた。そり!!!どうしても遊ぶ方に行くスペイン。予備のガス缶を買う方が大切やろ〜。そこで、はたと気づく。

「寒波が来たら、テラス席でランチはもう無理」

今のうちに出かけておこう。さて。オウムへのクリスマスプレゼント「手作りブランコ」は、手動で動かさない限り「止まり木」として使われている(写真)。さすがに

「春になったら、クリスマスデコレーションではちょっと」

と思うが、予想に反してオウムは全く噛みついたり破ったりせず、完璧な保存状態。ぼろぼろになって捨てるつもりでいたのだけど、クリスマスツリーのまま春を迎えそう。

「Feliz (フェリス)」

スペイン語で「幸せ」の意。「Feliz」の文字が、のびのびと踊る。太陽(赤)、光(黄)、水(青)、大地(緑)が、ひとつになって戯れる。

「幸せは、ハーモニー(調和)」

でもある。自分自身との調和、家族友人との調和、自然との調和、社会との調和。うまくいっている時、心は穏やか。幸せでいたい。幸せであってほしい。

余計な力が抜けて、50代の私は身軽になった。「妻」「先生」という役割を終えて。「音楽屋」を卒業して。アートをまん中に据えて生き始めたら

「ありのままの自分が躍り出てきた」

笑。華麗なる暴走。まさか自分の奥底にこんな可能性が、尽きることない情熱が潜んでいるとは。知らぬ間に育っていた芽。遅咲きがだから、楽しい〜。この世には

「失くさないと、開かない扉がある」

扉を開けるのに「喪失が鍵」となることも。だから、失くしたものより、これからやって来るものを見よう。みなさまの2022年が、Feliz(幸せ)に彩られた1年でありますように。

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