【一日一作プロジェクト】拾った花で「花星咲(はなぼしざき)」を作った。久しぶりにクリスティーナと海外通りのメキシカンでランチ。太陽ぽかぽか〜。
「あったか〜い」「メキシカンビールで乾杯」「タコス頼もう」
1月でも、のんびり外で食べられるマラガの気候に感謝。レストランの中へ入るのに「ワクチンパスポート」が必要な今
「寒い地方に比べ、同じ規則でも行動範囲が倍増」
のマラガ。暖かいと表情もゆったりするよね〜。体の力も抜けるし。とはいえ、どうやらマラガにもいよいよ冬が到来。予報によると明日から連日
「最高14度・最低9度」
寒いっす(涙)マラガっ子には。さて。絵の仲間であるクリスティーナとは、会話の8割がアートの話。
「何描いてる?」「何に夢中?」「何で遊んでる?」「美術館行った?」「何に感動した?」「何にトライする?」
小学生のような私たち(笑)。聞けばクリスティーナは、個人レッスンをしてくれる先生を探しているらしい。解決したい課題がいくつかあり、数回でクリアーできないかと、目を輝かせている。
「はっはっは。前もそう言ってレッスンに行って、やめたんだよね」
少なくとも彼女が手放した先生を、4人は知っている。
「だって。聞いてることに答えて(応えて)くれないんだもん」
気持ちはわかる。私自身、油絵や陶芸など通ったけれど、まず何より
「レッスンのスピードが遅い」
10倍早くていい。と思う。それが一般的なスピードなのかもしれないけれど、果てしなく絶望的に遅いので、レッスンに行くと悲しくなるのだ。集中力や好奇心、脳内でぱぱっと走る連絡が
「もたつく」「だれる」
私はけしてものわかりがいいタイプではないけれど、ことアート(創作、音楽など)に関しては
「ぴぴん」
とくる。違いが理解できる。本質がわかる。組み合わせたり応用ができる。展開できる。真にいいものがわかる。進化させられる。誰に教わったでもなく
「不思議な直感システム」
が、私の中に搭載されている(両親の贈り物?)。その代わり「書類や計算、段取りや手続き」など、日常的な実務は完全に欠落(涙)。無能。
「偏ってて取り憑かれてるなんて、最高じゃん」
クリスティーナが笑う。ほんとに大丈夫なんか〜。できることと、できないことの差がありすぎや〜。
「その、エントゥシアスモ(熱狂)は、ロカ(クレイジー)にしか持てないよ」
ありがとう(笑)。小さな頃から「音楽・美術・国語・体育」だけができた私。これが最高のバランスなのだ。私が幸せになるための全てが、この中につまっている!
大切なのは、自分らしく生きられる場所を見つけること。作り出すこと。誰にでも「ありのままの自分で輝ける場所」が、必ずある。
「花星咲(はなぼしざき)」
拾った花を、指輪に見立てて。手の上で咲く星。その中心から「自分」という芽が育ち、広がり、ひとつの宇宙となる。
海を眺め、花と遊び。風に乗って、カモメとたわむれるテラスランチ。光の中で。青空の下。どんなアートも自然にはかなわない。
心の中に子供を持つ私たちは、アートの自由さ、寛容さ、その強烈なパワーの中に、自分たちの居場所を見つけた。
日本は昨日が成人式。これから社会に出るみなさんが、自分の道をのびのびと歩いていけますように!