【一日一作プロジェクト】「結窓(むすびまど)」を作った。冬の訪れを、毎年「テラスからの眺め」で知る。空気がキリリと冷たくなり、山の稜線がくっきりと浮かび上がる夕暮れ時
「水平線の上に、ほのかにモロッコの陸影が浮かび上がる」
おお〜モロッコ!アフリカ大陸。実際は「遠くにある山稜が近くに見える」自然現象なのだけど、水平線に浮かぶ陸影を見ると、今年も冬が来たんだな〜と思う。
蜃気楼に似たこの自然現象が現れるには、いくつかの条件が必要。次のどれが欠けても、見ることはできない。
「冬の、晴れた日の、風のない、空気の澄んだ、夕暮れ時」
さっそく写真を撮ってみた。肉眼だと「山の形」まではっきり見えるのだけど、写真ではわからないかなぁ。
「なんとなく水平線がボコボコに」
に見えない?(笑)。夜空にぽつんと光る1点はベヌス(金星)。大きくて明るくて、すぐに見つけられる金星は、古代より多くの人に見つめられてきたはず。
そして、ベヌスもまた。この世で起こったさまざまな出来事を、長きに渡って見つめてきたんだろうなぁ。
先日、うちのマンションの「井戸端グループ」で「新年会をしよう」という話になった。5人中、2人はワクチン未接種なので
「レストランの中に入れない」
天気のいい日ならテラス席でいいけれど、これからマラガも寒くなるので「天気次第」になりそう。私の誕生日は2月で、1年で1番寒い月。
「昨年の2月はロックダウンで、ほぼお祝いなし」
だった(笑)。もともと世間の暦や行事にうとく、さらに今年の冬は「ワクチン接種の義務化」の波がヨーロッパを飲み込もうとしているので
「元気なら」「食べて眠れるなら」「痛くないなら」「公共交通機関を使えるなら」「お店や施設に入れるなら」
すでに幸せ。大感謝。もう、贈り物をいただいたようなもの。なので、私の呼吸は変わらない。
「結窓(むすびまど)」
「窓」や「扉」は、出口であり入口でもある。2つの世界を結ぶ場所。窓や扉にはめられた格子は「守りの手」でもある。
アンダルシアの格子は「くるりん」模様が主流。白壁や青い空によく似合う。そこで、はっとひらめく。
「鉄格子で絵を作れないかしら」
鉄を曲げて、くっつけて。ライン画。楽しそう〜(笑)。誰か教えてくれないかなぁ。一緒に作ってくれないかしら。板金屋さん?
マラガのアトリエは賃貸なので、そうそう勝手はできず(とはいえ、かなり自由にやらせてもらっている方)。ここはやはり
「豊橋の実家で試すか」
笑。純和風の日本家屋と、ももアートの融合。伝統とコンテンポラリー。はたして。今年も、わくわくを羅針盤に!突き進もう。