遊羽

【一日一作プロジェクト】「遊羽(あそびばね)」を作った。昨夜、気持ちよく寝ていたら、いきなり耳元で「うぃーん」という不思議な音で目が覚めた。

「まさかこの時期に・・・蚊⁉︎」

うそ。2月だけど。あわててベッドから飛び出し「蚊取り器」を探しに別室へ。夏用品の箱を引っ掻き回し、眠い目をこすりながらよろよろと寝室へ戻る。

「1時半に襲撃とは」

やるな。いくら今年のマラガは暖冬とはいえ、ちょっと早過ぎやろ〜。無事設置完了。これで安心。なのはいいが、すっかり目が覚めてしまい、ベッドの中でスマホ片手に

「バレエレッスンの動画を見始める」

笑。ほら、軸の取り方とか回転の仕方とか。重心の移動、肩を上げずに腕を上げる方法、肩甲骨の使い方など、あんまりおもしろくて、続けざまにレッスン動画を見る。メモる。

「お腹を引き上げるとは、何なのか。一緒にやってみましょう」

よし、と立ち上がる。ベッドから。パジャマ姿で。寝室にある鏡の前へ移動。

「頭は上は引っ張られ、尾骶骨は下へ。そう、上下に引っ張られて伸びる感じです」

おお〜。本当だ。いい感じ。何事も「感じがつかめる」ことが大事。ピアノやアート、スポーツもしかり。すっかり熱中してしまい、ベッドに戻るとすでに夜中の2時半。

「うわっ、寝よう」

体の軸を作っている時間ではない。これ全て「蚊」のせいや〜。睡眠不足じゃ〜。と文句は言いつつ、全身を包むこの「忌々しさを凌駕する圧倒的高揚感」は何なのか。明日は朝からレッスン動画で復習だ!

「不快なことも、その後何をしたかで、新しい扉に」

朗報(笑)。とはいえ、今夜から蚊取り器を設置して寝ることにしよう。実は先日、左胸のスジを痛めた際、友人Sさんより

「筋の痛みが完治してから体を動かすように」

と、厳しくたしなめられていた。さらに「オリーブオイルを塗り込むといいらしい」と教えてもらい、さっそくやろうとすると

「ただし何世紀も前の話だけどね」「せいぜい中世でしょ」「うーん、もっと前かなぁ」

「えっ、マヤ文明とか?紀元前?まさか恐竜時代?」「まあ、ももさん、恐竜並みだからいいかも」

「何が恐竜並みなのか」わからず、しばらく小首をかしげて考えていた(←結論出ず)。恐竜と私を結ぶ糸って何やろ〜。

「遊羽(あそびばね)」

蚊がくれたインスピレーション(笑)。羽の生えた生き物が、ふわりと飛び跳ね、舞い踊る。遊びながら、笑いながら、私たちの心の羽を動かしましょう。みなさま、すてきな1日を。


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