ざぶぴか(波光)

【一日一作プロジェクト】「ざぶぴか(波光)」を作った。久しぶりに「花束」を買った。ものすごい贅沢気分。贈り物なのだけど

「買いながら、抱えながら、眺めながら、歩きながら」

うれしい。ってすごいな、花のパワー。るるる〜ん。「大地に咲く花」が好きなので、ふだん「切り花」は全く買わない。だから、家の中に花を飾る習慣もないのだけど

「花が愛でたければ、外へ会いに行けばいいや〜」

こればかり。大地に咲く「姿」が好き。風や光をまとって。季節の一部となって。鳥や虫と共に。自然のサイクルの中に生きる、力強さとひたむきさ、たくましさと美しさに心を揺さぶられる。

はるか昔、会社員の頃に「社内の女性を花に例える」遊びをしたことがあった。バラ、ひまわり、百合、すみれ・・・みなさんお美しい。先輩のOさん(男性)は、私をじっと見て言い切った。

「ももちゃんは、セイタカアワダチソウ!」

さすがの私も言葉を失った。いきなり「草(ソウ)」って。それも、他の花はどれもかわいらしく

「花屋に売っていて、贈り物にされる花」

だ。お姫様感さえ漂う。それに比べると、セイタカアワダチソウは、なんとなくカテゴリーが違う。「雑草」に近いイメージ。

「花屋には並ばず」「花束になることもない」「大地に咲き」「それも空き地とか線路脇で」「たくましく育つ」

その話を女友達にしたら「本質を突いている」と感心された。20代前半の乙女に向かって「セイタカアワダチソウとはどんなものか」と思ったけれど、その数年後にO先輩に再会し、この話をすると

「野に咲く花、ももきみどり!」

と、再び言い切ってくださった(笑)。そして。今の私は「野花」であり続けたいと、心から思う。

「自分という根を持つ花」

に。いや、草か(笑)。今週のマラガは風が強く「波に乗る」若者たちが、うちの前のビーチに集まる。海や風を、なんなく友達にしてしまうサーファー達。

「ざぶぴか(波光)」

波と光にまみれて。ざぶざぶ(波)ぴかり(光)。ゴミ捨てついでに近づいたら、震えながらゴムスーツを脱いでいた。顔に滴る水滴が寒々しい。なのに。なんて晴れ晴れとした笑顔なの〜。

「好き」は、全てを超越する。「好き」なものがある、ってそれだけで免疫力超絶アップ。今日は花束にエネルギーをもらって。みなさま、すてきな日曜日を!

 


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