【一日一作プロジェクト】「春夢(はるゆめ)」を作った。3/21は春分。暦の上では「春」なのだけど、ここ2週間ほどマラガは雨模様。
「最高18度、最低12度」
と、気温は1〜2月とほぼ同じ。太陽が出ないので、家の中がなんとなく湿っぽい。光が少なく暗いので、なんとなく眠い。こういう人日は、洞穴の中でごろごろするのがいいんだよね(笑)獣か〜。
「ちょっと聞いて!家の中にカビが〜〜〜」
お隣さんグループから、朝イチでメッセージが送られてくる。どうやら「北側の部屋の壁にカビが発生」したらしい。
「みんなの家はどう?うちだけなの⁉︎」
スペインは乾燥しているので、カビを見ることがあまりない(地方にもよるが)。「いや、うちはないよ」「うちも出てない」「写真撮った?」「送って」「雨のせいじゃなくて壁の中の水漏れじゃない?」
しばし「カビ問題」で大騒ぎ。それで、はたと思い出す。日本帰国した際、連続して大雨が降り続た後。ベッドにひっくり返っていると、白い家具にふっと目が止まった。
「あのシミはなんだろう?」
立ち上がって近づいたら、うそ。家具が緑色のカビに覆われている。ってか、よーく見ると、そこらじゅうに生えているではないか。それもうっすらと。気配を消して。あの恐怖。
「こんな空気を吸っていいわけがない」
夜中に始める拭き掃除。湿度の高い日本の生活は、カビとの共存であることを思い出した。スペインは比較的乾燥している上、マラガは年間晴天日が270日以上。
「太陽に守られ」「おおざっぱでも暮らしていける」
仕様になっている。とはいえ、ここのところうちのマンション一帯では「停電」が頻発。週1くらいで電気が止まる。短時間だからまだいいが、先日なんと
「エレベーターの中に住人が閉じ込めれる」
事件が起こった。乗ってすぐに、停電になったんだよね(涙)恐るべし。エレベーターのドアを内側からガンガン叩いて、助けを呼んだらしい(私はちょうど不在だった)。こういう話を聞くと
「急ぎの時こそ、階段かも」
と思えてくる。これを書いている今、夜空に稲妻が光っている。ゴロゴロと音がするたび、オウムが不安げに反応。怖いよね〜。また停電か?今日は早めに寝室でのんびりしよう。
「春夢(はるゆめ)」
「春」「夢」という文字を思い浮かべながら、紙を切った。世界の春を祈って。日本はそろそろ桜の季節ですね。すてきな1週間を!