日本上陸記&香咲

【一日一作プロジェクト】「香咲(かおりざき)」を作った。庭仕事は続く。朝9時。父の友達のTさんが、工具を持って登場。

「Tさん、お久しぶりです。よろしくお願いします」「聞いたよ〜、穴を掘ってるんだって」

Tさんはこれまでも、カーマで購入した板を軽トラでうちまで運んでくれたり、電ノコで家具を解体してくれたり。きみどり家にとっては、なくてはならない人なのだ。

「まず、枝切りからお願いします」「よし、いくよ〜」

しゃがんで土いじりをする父が、立ち上がるたびに頭を打ちつけていた枝。通り抜けるのに、腰をかがめないといけない枝・・・とにかく視界をよくしたい。歩きやすくしたい。

「ガガガガ〜」

電ノコの音が響き渡る。お隣さん方にしたら「隣は何をする人ぞ」エブリデイ状態(笑)。次々と小枝、中枝を切り落とし、いよいよ大枝へ。

「これまでありがとう〜」「木から薪に変身だ」「薪になるのに数年かかるね」

父とTさんが、仲よく笑いながら作業に向かう。この姿をずっと見ていられますように。

「よっし、反対側から切るか〜」

その軽々とした動きは、とても79歳とは思えない。なにしろ数年前まで、毎年フルマラソンに出場。今でも週3回ジムに通い、筋トレ&スイミング。さらに仕事も現役。すごいな〜。

「ガッ、ざざっ、ジャリッ」

その横で、私はひたすら穴掘り(笑)。これ全て、庭の石を埋めるため。やってわかったけど、シャベルで穴を掘るのはまあまあ簡単。問題は、砂の乗った

「重いシャベルを、穴の底から持ち上げる」

ここっす。あっという間にお昼に。カツ丼を食べ、エネルギー補給。その後も、作業はまだまだ続く。

「次は、ソファとテーブルを動かします」「よっしゃ」

30年間、使われていたリビングの主。座り心地が悪いので、今回新調することに。捨てると言っても、市に引き取ってもらうため

「玄関まで自力で引きずり出さなければ」

ならない。カツ丼にパワーをもらい、Tさんと2人、ソファ&テーブルを移動。思いがけず玄関に「くつろぎスポット」が生まれる(笑)。マラガみたいに雨が降らなければ、このまま使いたいところ。

「Tさん、今日は本当にありがとうございました」「また何かあったら言ってよ。手伝いに来るでね〜」

Tさん、頼もしい助っ人、経験豊かな人生の先輩。こんな風に歳を重ねたい。

「ももアートガーデン」

プロジェクト。静かにスタート(←いや、ノコギリや電ノコでうるさいやろ〜)。大切なのはプロセス!楽しみながら、マイペースで進んで行こう。みなさま、すてきな日曜日を。

★作品紹介「香咲(かおりざき)」。香りは、私たちを一瞬の瞑想に誘う。サイコロアート。

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