【一日一作プロジェクト】アルファベットシリーズ「えー(E)」を使った。この春、サハラ砂漠から押し寄せた砂塵で、空はもちろん
「世界がシナモン色。ここは火星?」
異常気象のマラガ。その直後の大雨で、建物は全てシナモン色にペイントされ、白壁の家々は「赤茶色の建物」へと変身。まさしく
「モロッコのカスバ」
まだらなので、さの廃墟感たるや。ここは地の果て感、すごい(汗)。うちのマンションも白壁なので、一夜で一瞬にしてカスバに変貌。それを
「高圧洗浄で取り除き、真っ白にする」
計画が持ち上がった。とはいえ、クレーン車で建物の上から、ものすごい勢いで水をぶっかけていくので、マンションの管理人さんから
「洗浄の日は、窓を全て閉めてください」
って、はっ?この暑さで?窓を閉めるの?それも、聞けば人力で洗浄。作業員のお兄さんが、たった1人で建物全てを洗い上げていくらしい。職人さんかい〜。
「それじゃ、かなり時間がかかるのでは?」「まあ半日ほど閉めっぱなし。それを何回か」
って、なに⁉︎どんなスケジュールなんだ〜(汗)。その間はもちろん、テラスに出ることも洗濯物を干すこともできない。お隣さんは
「もう秋にやって〜」
と絶叫。そうだー、秋までカスバでいいじゃないかー。この暑いのに、窓を全部閉めるより。極めつけは
「前日に連絡します」
って、せめて2、3日前に教えてくれ〜。だいたい冷房の少ないマラガ(私の周りだと冷房率30%)では、窓を開けて涼を取るのが基本。しかし、高圧洗浄中は
「窓を閉めて扇風機」
これ、熱風テラルの時と同じじゃん(汗)。うちのアトリエの扇風機は1800円の安物なのだけど、壊れることもなく、毎年けなげに涼風を届けてくれる(音は大きいが私は全く気にならない)。
「ひゅ〜、ふいっ」
いきなりやってくるオウム。それもなぜか、必ず「扇風機と私」の間に入り込む(写真)。オウム的ベストポジション?
「涼しい?」「ぷぷぷっ」
よかったのう〜。アトリエの整理で「色とりどりの紙切れ」が山のように出てきた。さっそく
「これら全てを使ってコラージュしよう」
思いついた時が、やる時。この紙切れ、何かを作った時の「残り」なんだけど、今ある色や形、そのまま生かして楽しみたい。どこまでやれるかやってみよう〜。
「えー(E)」
「Estación(エスタシオン・駅)」「Equilibrio(エキリブリオ・バランス)」「Educación(エドゥカシオン・教育)」「Entender(エンテンデール・理解する)」・・・そして、私の大好きな
「Esperanza(エスペランサ・希望)」
さらに「España(エスパーニャ・スペイン)」。オーレ!スペインは英語読み。私たちにとっては、愛するエスパーニャなのだ〜。
ダンス教室の発表会に向けて、家で1人猛練習。制作が終わると、アトリエのテーブルを移動。夕方からは、ダンススペースに早変わり。汗だくで踊っていると
「発表会中止」
の連絡が。えっ?はっ?必死で暗記しちゃったけど。しばし呆然。しかし。ちゃんと「食事会」はあるのだった(笑)。果たしてどんな一夜に。(明日に続く)