【一日一作プロジェクト】「クレアモール」を作った。久しぶりに名鉄で岐阜へ。駅前からバスに乗り、めざすは岐阜県美術館。
「水と緑に囲まれたゆったり空間」
ここで、色と個性にあふれる、あの「シスコ・パラダイス」展が行われているのだ〜。入場料800円を払い、いざ中へ!
「入口がかわいい〜」
きゅーん。私も次の展示会では、入口からアートでみなさんをお出迎えしよう。そして、作品の写真も撮り放題。これっしょ(←私もそうしよう〜)。
「おぉお〜、生きている!」
塔本シスコさんの作品は、一度見たら忘れられない。色づかい、モチーフ、構図、バランス・・・強烈な個性と、愛するものたちへの無限の思い。
「大きく、そして限りなく小さく」
絵の前に立つと、ぐぐーっと吸い込まれてしまう。50歳を過ぎて、いきなり絵を描き始めたシスコさん。「好きだから」という理由で絵筆を握り始め
「90歳まで描き続ける」
40年も描き続けられるなんて、幸せだ〜。美大に行っていなくても、いや、行かなかったからこそ、この独特のスタイルは生まれ、のびのびと育った。
「原始的な、直感的な、感覚的な、思いと直結した絵」
そのなんというパワー。私自身、音大を出ずに「音楽屋(ミュージシャン)」になり、美大を出ずに「アーティスト」の道を歩いている。
「道がないなら、歩いて道にすればいい!」
私の大好きなことわざ(←自作)笑。シスコさんの愛らしく力強い作品たちに、大きく背中を押してもらった。うおっし、このまま突き進んで行くぞ〜。
何十点というキャンバス画に混じって、板やダンボール、布や瓶など、身の周りの日用品にペイントされているものがあちこちに。
「まさに、周りにあるもの何でもペイント」
こちらもしっかり背中を押してもらう(笑)。なんという個性。一度見たら、忘れられない。エネルギーの凝縮。好き嫌いはもちろんあるだろうけれど
「元気を与えられる作品」「思わず笑顔になっちゃう」
そんな作品を、私も作り続けよう。シスコさんの作品は、とにかくアモール(愛)に溢れている。そして、遊び心。わくわくしながら展示室を進む。
と、その時。突然、遠くから、ものすごいエネルギーを放ってくる絵が!ふらふらと吸い込まれるように近づいて行く。
「なんという色!構図、バランス、なんだこりゃ〜」
予想もしていなかった出会い。53歳で絵を描き始めたシスコさんは、日本を訪れた53歳の新米アーティストに、とんでもないサプライズを用意していてくれた。(明日に続く)
★作品紹介「クレアモール」。手から立ち昇る、創造の炎。全ては手から、心から生まれる。源は愛。「クレアール(創造)」+「アモール(愛)」の造語。コースターアート。