日本上陸記&おはびちょ

【一日一作プロジェクト】「おはびちょ」を作った。朝からスーツケースの準備。空港宅配便のお兄さんに来てもらい手配も完了。あとは成田空港の出発フロアで受け取るだけ。

「なんという快適さ。スペイン出発時のあの想像を絶する苦行」

とは、雲泥の差。よくもまあ、100キロ近くの山(23キロを4個+手荷物12キロ)を、自力で動かしたものだ(←そのために10日ほど前から筋トレ)。帰国のフライトをメールで確認すると

「成田からパリまで、所要時間15時間半」

えっ?15時間半?長っ。ふつうは12時間程度。南ルートのせいなのか。よくわからないが、まあ、キャンセルなく飛行機に乗れるなら感謝。成田空港に着いてからのドタキャンだけはやめてくれ〜。

「今回はピアノを弾かなかったなぁ」

掃除ついでに、ぽろろんと弾くのが習慣。それくらい今回の帰国は、朝から晩まで家の整理&インフラ作りに集中していた。

「庭の穴掘り&石埋め、天井の照明・裏のドア・窓の格子の打合せ、窓のシート・棚の中板の取付け、ソファ&テーブルの移動、物置の屋根・穴やヒビの修繕・・・」

「防災リュック作り、タンスの整理、母のノート類の整理、防災コーナー作り(食料品、ガスコンロ、クーラーボックスなど購入&ひとまとめに)・・・」

なんとか7割は達成。これでよしとしよう。夕方、庭の大石に腰を下ろし、のんびりビールで乾杯。これっしょ〜。ガーデンビール。最高やー。

「次回はベンチを作ろう」

ビールを飲むための(笑)。よっし、レンガやセメントをマスターするぞ〜。その時、ぴぴんと着信音が鳴り、オウムの世話をお願いしているお隣さんから動画が届く。

「ほーら、こんなに元気。大丈夫よ〜」

お隣さんの明るい笑い声とは対照的に、鳥かごの中で、むっとしているオウム(汗)。あと少しだー、がんばってくれ〜。

さて。最後の荷物である、機内持ち込み荷物(小型スーツケース)を準備していると

「あれ?なんか黒い粉が落ちてくる」

小首をかしげながらも、無視して荷物を詰める。が、その黒い粉は、明らかにスーツケースのどこかから、こぼれ落ちてくるのだ。

「うわっ、なにこの固まり」

ボロボロと。なんなん?さすがに無視できなくなり、スーツケースをひっくり返してよーく見ると。なんと、コロコロのプラスチック部分が擦り切れ、割れて、もげかかっているではないか〜。

「まさかこれで東京へ。さらにパリの乗り換えをこなし、スペインの自宅まで?」

耐えられるのか?(汗)。問題は、パリの乗り換え。ターミナルの移動があり、かなりの距離を歩く。あそこでコロコロがぶっ壊れたら

「10キロのスーツケースを抱えて歩く」

悲報。なんとか「コロコロ」を取り替えてもらえないものか。明日の移動日。豊橋駅から成田空港までの間で、何とかしてみよう〜。

「明日の新幹線だけど、豊橋に止まるの何だっけ?『めぐみ』じゃなくて『やすらぎ』じゃなくて」「ひかりのこと?」

そうっす(笑)。夕食をしながら、父とのんびりおしゃべり。思い出話にも花が咲く。小さな頃から「寝耳に水」ばかりぶっかけてきたけれど

「そうだった〜?」

最近、父は細かい記憶が薄れつつあるようで「好き勝手やっておいて、本当によかった」と実感(笑)。私が引き起こした大惨事の数々は、50年の月日を経て「楽しい思い出」へと昇華したのだ。

「次回は12月に帰国するね」「お互いに健康第一で生活しよう」

温かいお茶で乾杯。明日からは、互いにまた1人。父を残して行くのはさみしいけれど、この3週間で、家はずっと使いやすく防災向けに整った。

そして。今回、会えなかったみなさま、メッセージや応援(いいね!)をありがとうございます。次回は12月帰国の予定なので、ぜひ

「クリスマス&忘年会で乾杯!」

しましょう。どうぞお身体を大切にして、毎日を満喫してくださいね。明日はいよいよ東京へ。成田空港付近のホテルで宿泊。大移動が始まるぞ〜。行くぜー。(明日に続く)

★作品紹介「おはびちょ」。「葉っぱ(オハ)」であり、生き物(ビチョ)でもある。コルクアート。

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