【一日一作プロジェクト】「夢結(ゆめむすび)」を作った。井戸端誕生日会。あまりの暑さに、マンション内部で行うのは苦行と判断。
「うちの前の海岸通りのバルでお祝いしよう」
お隣さん6人で、テラス席を陣取る。海の風が気持ちいい〜。アイデアは抜群なのだが、問題は
「持ち込みのケーキやお菓子」
大丈夫なんか〜(汗)。日本に比べ、マラガは「持ち込みOK」のお店はかなり多い。庶民的な店ならなおのこと。行きつけなら、ほぼまちがいなく。
「このケーキやお菓子、誕生日のプレゼントなの〜」「飲み物や食べ物、注文するから。ポル・ファボール(お願い〜)」
この辺の、融通というか、おおざっぱというか、無責任というか。人間的で、他人にも自分にも甘い、幸せのためなら無理をも通す。ところがマラガ。
「ありがとう〜」「ケーキ取り分けるお皿、持ってくるねー」
だいたい、ケーキをお店の従業員の方々にも分けてしまうあたり(汗)。マラガのすばらしき
「公私混同」
楽しいことは分かち合おう。他人でもいいじゃないかー。仕事中だって。ポテトサラダを運んで来たお姉さんが
「あっ、どら焼きだ」
小さく叫ぶ。最近ではスペインでも「DORAYAKI」の名で知られている。聞けば、大好物とな。みんなで食べよ〜。一緒に幸せになろう〜(宗教かい)。
「クンプレアニョス・フェリス〜」
大声で歌いながら、動画を撮る。Dさんは、ケーキの上に「8」のロウソクを乗っけた。うーん。まぁ、本人が「8歳」と言い切る限り
「8歳のお誕生日、おめでとう〜」
これでよし。健康で、飲んで食べて、腹の底から笑い合う。これぞ1番の贈り物。よーく見ると、私の腰あたりに、100均のクッションが(笑)。
私のマラガ人生は、このマンションで始まった。はるか20年前、お隣さんだったみなさんと、今もこうしてお茶できる幸せ。
「ももは、別の世界に住んでいるからね〜」
呆れられながらも、受け入れてもらえたことに感謝。料理上手でパワフルな先輩方。弾けるパワーをムーチャス・グラシアス!
「夢結(ゆめむすび)」
「カリグラフィのダンス」シリーズ。さーて、何が隠れているでしょう?ヒント→白文字はスペイン語。赤文字は日本語。
答。白は、スペイン語の「SUEÑO(夢)」。赤は、日本語の「夢」。2つの言語が、遊び戯れ、ひとつに結ばれる。紅白の夢が踊る。
日本は猛暑が続くようですね。できるだけマスクをはずして、熱中症対策を。湿度が高い中でのマスク着用はほんと危険です(今日のマラガは湿度20%)。みなさますてきな一日を!