【一日一作プロジェクト】扇子アート「選択がその人を作る」を作った。先日、マンションを高圧洗浄した際、実は心配事がひとつあった。
「うちの窓にはツバメの巣がある」
ピーピー鳴いているので見上げると、よく巣からかわいらしい顔を出している。天井にくっつくように、外から見えにくく巣は作られているけれど
「水圧で破壊されてしまうんじゃ」
うわ〜どうなるんだー。少しずつ泥を運んで、一生懸命作り上げた巣。卵を産みつけ、雛が育ち(←ピーピー声でわかる)、やっと辺りを飛び回れるようになり。幸せファミリーどうなるんや〜(涙)。
「これは、窓の内側からお兄さんに訴えるか?」
結果から言うと、私が用事で外出している間に、巣のある壁面の清掃は完了していた(時間指定はなく2日ががりで行うので、いつ自分の家に当たるかわからない)。
「うわっ、ツバメの巣は⁉︎」
必死で窓辺へ走る。ピッタリ閉まらない窓から侵入した水が、窓際に水溜りを作っている。茶色い泥水が床に。「あぁ、もうだめかも」と絶望しながら、巣のある場所を見上げると
「うわーっ、あ、あ、あった〜〜〜!」
うそー。よかった〜(涙)。どうやって生きのびたのか。あの強力な高圧洗浄の前に。確かに、巣は水分を含んで変色していた。でも、形は全く崩れていない。
夕方になると、ツバメたちの鳴き声が聞こえてきた。そっと見上げると、かわいい頭を巣からのぞかせている。よかったね。家が、家族が壊されなくて。
「お兄さんが巣に気づいて、避けてくれたのかなぁ」
今となっては知るよしもないけれど、あの凄まじい高圧洗浄が直撃したら、巣は吹っ飛んでいたのにちがいない。うちのテラスの外壁を、ボロボロのカケラにする破壊力なんだから。
心の中で、お兄さんに感謝。あの時「ええい、やっちまえ〜」と、1メートルの距離から高圧洗浄機を銃のようにぶっ放すことはできた。でも、しなかった。
「そのわずかな選択」
が、ツバメの家族を救った。今日もオウムとツバメは窓の内と外で、互いの声を聞きながら「ぷぷぷ」「ピーピー」と声をかけあっている。
さて。本日のカリグラフィアートは日本語。漢字で2文字。何と書いてあるでしょう。答えは
「選択」
見つめていると、ほーら「選択」の文字が見えてくる〜(笑)。「カリグラフィのダンス」シリーズ。友達からいただいた紫色の扇子にペイント。
何気ない小さな選択を、私たちは毎日くり返しながら生きている。右か左か、するかしないかだけでなく、行動、態度、口にする言葉、表情、感情・・・
「選択が、その人を作る」
今、欧米・OG・NZでは「選択の自由」が急速に奪われつつある。かつてあった選択肢は、世界政府の定める「一択」へ。義務化。強制。
そこに議論の余地はなく、従わないと「危険人物」とラベルづけされ、銀行口座を凍結(カナダ)、運転免許を剥奪(カナダ)、公共交通機関を使わせない(イタリア)、学校や職場から追い出す(イタリア他多くの国)・・・と、やりたい放題。
「選択の自由」
は、人間としての権利。絶対に守り抜くもの。人間的な判断を、政府に強く望みます。命を大切にする社会でありますように。
「電力の節約」には、ぜひテレビを消して(笑)扇風機や冷房は使いましょう。命にかかわります。熱中症に気をつけて、みなさますてきな1日を。