彩縁

【一日一作プロジェクト】「彩縁(いろどりえん)」を作った。実はこれ、豊橋の実家にあったミニ畳。母が花を生ける際、花瓶の下に敷いていたもの。マラガに渡り

「だるまの下に」

長く置かれていた。が、そのだるまも近日ペイントされることとなり、そんならこっちも!と

「畳のへりをペイントしてみた」

こんな和室、どう?(笑)。確か、豊橋の実家にまだ「畳の部屋」があったっけ。来年あたり「へりアート」手がけてみるか〜(笑)←もちろん父には未確認。

「畳のへり」には、とても大切な思い出がある。高校生の時「畳のへりを踏んではいけない」ことを初めて知り、仰天して家に帰るなり、母に勢いよく尋ねた(当時はインターネット検索もできず)。

「お母さん、畳のへりを踏んじゃいけない、って本当⁉︎」

私の表情があまりにも「真剣&愕然」だったせいか、小首を傾げていた母がいきなり大笑いを始めた。むっとしながら母の言葉を待っていると、想像を絶する答えが返ってきた。

「お母さん、ももちゃんに行儀作法を教えるの忘れちゃった〜」

えっ?はっ?「でももう大きくなっちゃったし、いいよね」大笑いする母。「行儀作法をカット」という言葉が、頭の中でぐるぐる駆けめぐっていた。

「彩縁(いろどりえん)」

縁(へり)をペイントしながら、あの日の母の笑顔を思い出した。ちょっと抜けていて、時にとんでもなく大胆な母。行儀作法をカットしてくれたことを、今では心から感謝している。 

アトリエの素材箱の中から「貝」が出てきた。日本の文化「貝合わせ」。どんなふうにペイントしよう。楽しみ〜。

みなさま、すてきな1週間を。

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