【一日一作プロジェクト】「闇道(やみみち)」「楽音(たのしね)」を作った。井戸端会議のメンバーMさんのお誕生日会。マンション内は暑いので
「うちの前の行きつけバルでお祝い」
海岸通りで気持ちいい〜。ほとんど「通路」にテラス席を設置(笑)。これぞマラガ。大丈夫。誰も文句など言わない。
「幸せなら、ほかっておこう」
おおらかで、他人にも自分にも甘いマラガっ子。自分の人生を楽しむのに一生懸命なので、他の人のことなどどうでもいいのだ。
「お誕生日おめでとう〜」「今年もみんなでお祝いできてよかったね」
健康に感謝しながら、赤ワインのソーダ割りで乾杯。このお店はケーキを持ち込ませてくれる上、小皿やナイフ、フォークなどを気前よく貸してくれる。
「ケーキあまったら一口ちょうだい」
って、お兄さん(笑)。この気さくさがマラガ。ポテトフライ、コロッケをつまみながら、夕涼みがてらおしゃべり。さらに。新作だと言う
「チキン、ヤギのチーズ、甘く炒めた玉ねぎが乗ったトースト」
を頼んでみた(写真)。なかなかおいしい〜。その横で、Dさんが赤ちゃん(お孫さん)をベビーカーから抱き上げる。
「ミルクが飲みたいんだよね〜」
その場でちゃちゃっとミルクを作って哺乳瓶へ。みんなが見守る中、勢いよく飲み干すH君。お店の人にも「すごいねぇ」と褒めてもらう。マラガってほんと、すぐに褒めてもらえるよなぁ(笑)。
「ろうそくつけよう」「これ、花火みたいになるんだって」「楽しみ〜」
ケーキの上に突き刺し、火をつけた瞬間、ボッと炎が上がる。その先から「チカチカ」と火花が飛び散って、線香花火みたい〜。
「クンプレア〜ニョス・フェリ〜ス」
ハッピーバースデーの曲を歌っていると、周りのテーブルからもお祝いの声がかかる。温かくて、おおらかで、人間的なマラガの暮らし。足りないものは沢山あるけれど
「それを人間力でカバー」
笑。不思議なたくましさを備えている。この井戸端グループが、2020年の「ロックダウンの中で生まれた」のが興味深い。外出禁止令により、3ヶ月に渡って閉じ込められ、自由を奪われた私たちは
「コミュニケーションを求め、人間性の回復のために団結」
したのだ。そういう仲間が、同じフロアーにいる。それだけで、どんなに救われたことか。まるで「戦争を体験し、乗り越えた者同士」の絆が、あの瞬間、生まれた。最悪の状況の中で。
「闇道(やみみち)」
CDアート。闇の中で、生まれるものもある。闇を蹴っ飛ばして、光に変えよう。足元から、光は広がる。光も道も、歩くことでできるのだ。
「楽音(たのしね)」
「音楽」の文字が踊る。今手にしているものを大切に。熱中症に気をつけて、みなさますてきな1日を!