遊異結

【一日一作プロジェクト】針金アート「遊異結(ゆいむすび)」を作った。スペインは9月が新学期。夏休みを終え、心機一転。とはいえ

「ビーチはまだ人でいっぱい」

学校によってスタートが異なり、9月上旬〜中旬。6月中旬から夏休みなので、ほぼ3ヶ月たっぷりと遊ぶ子供たち。宿題も日本のようにはない。

「休むことは人間の必要」

これがヨーロッパの基本的な考え方。10年以上前、ベラと夏キャンプをしに行った時のこと。ビーチ沿い&木陰に包まれたキャンプ場には

「丸々1ヶ月キャンプ生活」

をする家族連れでいっぱい。確かにホテルに行くよりずっと安い。もちろん、テントは大きく快適なタイプ(出入りするのにしゃがまなくていい)、キッチンセットも本格的。

「大人も子供も、表情が柔らか&のびのび」

しているのに驚いた。毎日、陽を浴びて、海で泳ぎ、風を感じ、木陰のテーブルで食事をし。掃除はちょちょいと10分で。洗濯物は木の間に吊るしたロープに引っかけて。夕食後はおしゃべりやカードゲームに興ずる。

お隣さんになった家族に挨拶をしに行ったら、この「1ヶ月野外生活」を毎年、家族全員で楽しんでいるとのこと。まあ、雨の降らない南スペインだからできるってのもあるけれど。

「この生活に慣れて家に帰ると、マンションの生活が変な感じなのよ〜」

と、お母さんが笑っていた。シャワー室やトイレは共同だけど、夏だからあまり不便はない。子供たちは家にいるより、ずっと「いい子」なのらしい。

「時計を見る必要のない生活」

を1年に1度持てる、スペインの人たちは幸せだ。日常の流れを完全に断ち切る大切さ。私は今年、フェリアで心身のリセットをしたけれど、近所の八百屋さんへ行ったら

「里帰りにつき、1ヶ月休みます」

との張り紙が(笑)。モロッコに帰ってるんだ〜。家族と過ごしているんだよね。なんだかうれしくなってしまった。

「遊異結(ゆいむすび)」

針金アート。先日の「遊」に引き続き「異」「結」を作ってみた。サインも針金で「Mo」。めちゃ楽しいやん(笑)。新しい可能性を引き出してくれる、あるもの何でも使ってアート。遊び心で、魂を解き放て!

いよいよ8月も最終日。「行く夏」に一抹の淋しさを感じながら。みなさま、すてきな1日を。

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