【一日一作プロジェクト】アクセサリーアート「心芽(こころめ)」を作った。マラガには珍しくどん曇り。念のため、長袖を着てカルメンとセントロへ出かけたら
「みんな半袖だ〜」
湿気70%。どんより蒸し蒸し。この時期は、服選びが難しい〜。11月中旬まで、マラガはまだ暑かったり涼しかったり。
「今日は私たち」「2人ともピンクだね〜」
こんなことは珍しい(笑)。なんとなく幸せ気分。色って、波動なのだ。身につけると、ふわっと心を温めてくれる。予約なしでランチへ駆け込むと
「最後の1テーブルです」
よかった〜。ピンクの波動のおかげか。くるくる螺旋階段を登りながらテーブルへ。古いマンションを改造した小さなレストラン。なんだか隠れ家みたい。まずは、ビールで乾杯。
「来月、ミュージカルが来るよ。行かない?」「行く!」
即答。カルメンと一緒なら〜。マラガは地中海バケーションの町なので、マドリードなどと違い興行そのものが少ない。これを逃したら半年後。いや1年後かも。
「ランチの後、チケット買いに行こう」「よしっ」
正直、ミュージカルが来ることも知らなかった。カルメンのおかげで、ぼーっとしていても文化芸術に触れる機会が。感謝。
「引越しはどう?」「やることが山のよう〜」
年内に退出が決まり、かなりのストレス。今回はただの移動ではなく「人生の次のステージ」を考えて一歩を踏み出す。と決めたので、まずは
「中継地点として、ハビ吉のマンションの一室に移動」
シェアさせてもらいながら、さらに今後を考えつつ準備。という流れになりそう。とりあえず、現在のアトリエを出て、パロ地区からセントロへ。
「荷物の移動とか、車出すから言ってね」「ありがとう〜」
スープ、ミガス、魚介類をゆったりと味わう。おいしいものを食べるって、それだけで幸せな気持ちになる〜。私は全然、食通ではないのだけど
「一緒に食べる人は選びたい」
料理より、人。誰と分かち合うか。その人に会いたくて、料理がついてくるという順番。
「お茶しに行こうか?」「いい所があるよ!」
カルメンの目がきらりと輝く(笑)。期待しちゃうじゃーん。さっそくミュージカルのチケットを買い、カルメンの後について薄暗い建物の中へ。さらにエレベーターをのぼる。
「こんな所にお茶できる場所あったっけ?」「むふふふ」
笑みを浮かべるカルメンについて、エレベーターを降りると。なんとそこには。都会のオアシスよろしく「天空カフェ」が、広がっているのだった。
(あさってに続く)